【千葉県 千葉みなと】かふぇてらす くに マッチとジャズの国
今日から港の喫茶店シリーズを綴る。日本の港は数あれど、
思い入れのある港を再訪しようと思う。
しばらく、港近くの喫茶店の連載をしよう。まずは千葉港だ。国際貿易上、とにかく大事な港だ。好奇心旺盛な読者の皆さんは、それは日本にいくつあって、 あとはどこなの?と気になるかもしれない。
しかし 諳んじていないことは割愛したい。
さて、本題の喫茶店の情報に移ろう。〈かふぇてらす くに〉は、
千葉みなと駅近くの喫茶店だ。千葉CCプラザの地下食堂街にある。
この建物には入国管理局がはいっていて港らしさ満載だ。
とある情報筋から、ここにマッチがあると聞いたので訪問した。
マッチを所望したところ、もう作っていない貴重品だよ、とのことだがいただけた。
無理を言ってすいません!でも、おもいがけなくマスターと意気投合した
マスター自身、マッチコレクターだったので、喫茶店を始めたのだという。
マスターはジャズピアノの奏者だが、かけているBGMはオールディーズだ。
ジャズは夜の雰囲気で、昼間は楽しい気分のがいいからねとのこと。
訪問したのがお昼時だったので、お忙しそうだったが、
調理しながらず〜っとマッチと喫茶店愛を語るご主人だった。
壁のチラシに目をやると、〈お話好きのマスターと語らう会〉というのがあるらしい。
へぇ〜若いのにねぇ。いい趣味だねと、喫茶店巡りをしていることを伝えると、
たいての喫茶店のご主人からいい趣味だ、と言われる。だって喫茶店が好きからだ。
ランチタイムに続々と作業服を着た人たちがはいってくる。
港で働いている人か、とマスターに聞くと、ショッピングセンターの引越業者だという。どちらにしても作業服はかっこいい。
話を進めるうち、マスターは千葉みなとの喫茶店(飲食店?)組合の会長だということが判明した。
マスターから千葉港周辺の喫茶店の情報が知れそうだ。
ここは、マスターの情熱がつまった“くに”だった。
マッチもジャズもマスターのトークも、個性に溢れパワフルだった。
千葉港に行ったのにポートタワーに登らなかった。
今度また行こう。
【2017年4月訪問】