【愛媛県:今治市】軽食 喫茶 田園 喫茶店のモーニング
喫茶店のモーニングシリーズ。今日は趣向を変えて愛媛県の喫茶店を紹介する。
今治は船の町なので、距離は離れているが、身近な地域だ。耳になじみがある町。
愛媛県には、ここ数年で何度も来ている。
今回はライブに参加するために松山へきた際に、今治まで足を伸ばした時のお話だ。
田園は今治市繁華街の老舗商店街の一角にある。
この辺りのお店は雰囲気満点だ。四国は本州の影響を受けにくかったのか、大型のチェーン店がほとんどなく、個人経営のお店がほとんどだ。
喫茶店の看板に書かれるコーヒー会社さえも、四国独特のものでみなれたコーヒー会社の名前をそこに見ることなかった。田園はsinwa coffeeという会社のロゴがあった。
この日はすでに一軒、早朝喫茶 マリンで朝食を済ませていたが、この田園の看板の雰囲気を見て中にはいりたくなり、入店することに決めた。
中はバーのような横長のカウンターがあり、背の高いスツールが並ぶ。地元のおじさまおばさまで満席だった。カウンターが大人気。
大人数用のピンク色のソファ席に座らせてもらった。だってカウンターが満席でソファ席しかあいてない。奥の方のテーブルは、物置になっていたり、お店の方が帳簿をつけていたり、なんだかゆるい感じがする。
モーニングを注文すると、ニコニコしたマダムが「これでも読んで待ってて、今作るから」と週刊誌を持って来てくれた。親戚があれこれと世話を焼いてくれる感じに似てる。寒いでしょう、と暖かいお味噌汁も添えてたが、おまけでくれたのかもしれない。すでにバナナ、卵、サラダが乗ったお皿はぎゅうぎゅう詰めだ。
この日は松山に戻り、飛行機に乗らなければならない。帰京する日だったので長居するわけにはいかない。食べわるや、帰ろうとするとマダムに「え〜もっといてくれればいいのに〜」と引き止められる。こういうお店は初めてで、嬉しかった(笑)
最後に昆布茶のサービスもあり至れり尽くせりだ。マダムだけでなく、地元のおばさまたちまで温かく迎えてくれた。ふと通りかかったお店に入ってみるのも意外といい出会いがあるものだ
【2016年11月訪問】