純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:中野富士見町】カフェ シャローム 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その26*中野富士見町*

丸ノ内線全席制覇の旅はまだ続く。中野坂上方南町間も巡った。
丸ノ内線は”赤い電車”というイメージだが、現在の車体はシルバーに赤線が一本入っているデザインで、赤の面積が少ないが、上記の区間の駅構内は、赤を基調にデザインされており、丸ノ内線=赤というイメージが生かされている。
さて、中野富士見町駅を下車して訪れたのは、カフェ・シャロームだ。

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難航した中野富士見町


この区間中野富士見町駅と、中野新橋駅では、老舗の喫茶店を探すのに難航した。
ネットで”地名 純喫茶” と検索すれば、それなりにお店はでてくるが、写真だけで判断するのは難しい。こちらのシャロームも、一見洒落たカフェのようで少し躊躇した。でも創業から結構キャリアがある、との情報をえて、行ってみることにした。
入店すると、暖色系のランプと飴色のインテリアがある静かな雰囲気の喫茶店だった。ところどころ昭和らしさを感じる装飾品があり、落ち着く。
誰もが楽しめる喫茶店メニューがある。地元の方々に愛される喫茶店という感じだった。入ってみないとわからないものだ。
外観は新しいが、インテリアに老舗の名残があるお店や、
はんたいに、外観はレトロだが店内は改装済みである。などなど、
ギャップがあるから面白い。

 王道の喫茶店の使い方

この日は、メニューに写真付きで掲載されていたチョコレートパフェをオーダーした。器の中に詰まったバニラアイスと、みかんとさくらんぼにチョコレートソースの色彩がよい。王道のシンプルさと食べきりサイズが売りだ。このお店は2017年4月から禁煙になったそうだ。喫煙場所を求めてきたお客さんが諦めて帰って行く姿もみかけた。
窓側の席では、退職を申し出る従業員を説得する上司の姿があった。そういえば喫茶店は会議室の代わりにもなるんだったな。そのほか午後のおしゃべりに興じるご近所マダムや、読書に夢中なOLさんらしき人もいた。ここはいろいろなが平等に喉を潤し、お腹を満たせる喫茶店だ。モーニングやランチもあるので、使い勝手が良さそう。

老舗喫茶店を見つけてホッとする理由

この丸ノ内線の旅では、一駅ごと途中下車し、各駅にチェーン店ではない喫茶店があることを確かめホッとすることを繰り返した。各町ごとに地元民に愛される昔ながらの喫茶店が残っていてほしいと思う。その思いは、むかしBS日テレの『パリで逢いましょう』という番組を鑑賞したことに影響している。その番組でみた、パリ20区ごとに残る老舗カフェの様子が素敵だったからだ。古いものを大事に、個性を大事にすることが、文化や町並みを大事にする感性につながると思うから。人の豊かさは喫茶店を大事にすることから生まれると信じている。

 

この日の帰り。目の前にある、京王バス〈南台交差点〉バス停から乗車し、〈西新宿五丁目〉まで、初めての道をバスに揺られてみた。その後訪れたのは、MAXだ 。ここも最高で、地元の方に愛されていた。

kissafreak.hatenadiary.jp

 

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東京都中野区南台2-52-8

 【2017年4月訪問】