【愛知県:名古屋市瑞穂区】マドカ “一服の清涼剤”
名古屋の喫茶店シリーズを続ける。
マドカは、名古屋市の瑞穂区にある喫茶店だ。
地下鉄の、瑞穂運動場西駅が最寄りである
「一服の清涼剤のようだ」
むかしよく読んだ本のフレーズが、ふと浮かぶ。
ワイングラスかジュースのグラスだろうか、この看板のフォルムに一目惚れをしてここにきた。
他の看板もすごく素敵だった。この高ぶった気持ちを抑えるための一服が欲しい。
最近は、レモンスカッシュがお気に入りの清涼剤である。
マドカの主は、可愛いおばあちゃまだ。思わずお手伝いしたくなる。
他のお客さんに倣い、カウンターまでお冷とおしぼりをとりに行く。
おしぼりはそこにはいってるよ、と言われた通り、
カウンター上の小さな冷蔵庫から取り出す。
まるで親戚のお家にお邪魔したような気分だ。初めて訪問したのに、常連さんのように、受け入れてくれる懐が嬉しい。
「こういう古い喫茶店は、いまはなかなかないでしょ。レモンスカッシュ珍しいでしょ?いちから絞るよ」とおばあちゃん。
レモンは、半分を絞り、もう半分はカットしてグラスの中におとす。
シュポン!という炭酸水の栓を抜く音が爽快だった
噂には聞いていたが、名古屋の喫茶店では、必ずと言っていいほどおまけがつく。
レモンスカッシュにも豆がついてきた。初おまけを堪能しよう。
ご縁があったらまた来てくださいね、と会計時に声をかけてくれた。喫茶店巡り好きなの?いいご趣味だね、とも。
可愛いおばあちゃまとのご縁は、つないでいきたい。
【2017年4月訪問】