純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【千葉県:長浦】カフェモカ “珈琲親父と船乗りパパ”

千葉港周辺の喫茶店シリーズをお届けする。
カフェモカは、内房線長浦駅にある喫茶店だ。

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ロードサイドの一軒家喫茶である。ドライブインのように使うのも良さそうだ。
(かくいうわたしは、自動車免許を持っていないが...)

前からみた写真、

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 後ろからみた写真、

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いろんなところにオリジナルキャラクターの〈珈琲親父〉がいる。
わたしが名付けたのではない。お店でそう紹介しているのだ。

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ここにも、

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ここにも、

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茶店だからといって、軽食をあまく見てはいけない。。
生麺のパスタが本格的で人気だそうだ。
この後にも何件か喫茶店訪問をするつもりだったので、
がっつり系を頼むのは、我慢しようとしたが制御できなかった。

ほうれん草のクリームパスタが、美味しそうだったので頼んだ。

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窓にはまった大きなステンドグラスやライトに太陽が反射して美しい。
楽しいカフェモカ
遠方から訪問する価値ありだ。

 

帰り際に働くお父さんの背中を発見した。なんか哀愁漂う。

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船員あるあるだが、親父といえば、おとうさん船員は、
妻子を残して長らく洋上にでることになる。誕生のさいは、出産だけ立ち会い、
すぐに乗船しなければならないことも多い。

少なくとも半年、長いと1年弱会えないのだ。
かなしいかな、久しぶりに帰ってきた働くおとうさんは、
まず、愛しい娘or息子に
「知らないおっさんがきたーー!」
とばかりにギャン泣きされるのが9割だ(私調べ)。

 おとうさん船乗りがんばれ!!

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千葉の旅はのんびりできた。これにて終了だ。
次はどこの港に行きましょうか。

【2017年4月訪問】

【千葉県:五井】かあめる “小湊鉄道と船”

千葉港周辺の喫茶店シリーズをお届けする。
カーメルは内房線五井駅が最寄りの喫茶店だ。
駅からは少し距離があるが、のんびりとことこ歩いた。

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消防署の前なので、ランチに消防員も来るのだろうか。
食事メニューが豊富で、選びきれないといううれしい悩みに揺れる。

デザートもホットケーキやパフェも、とても美味しそうだった。この日は夕方はまだ肌寒むかった。あったかいものが欲しかったのだ。

チキンドリアを頼む。オレンジのチキンライスにとろけるチーズが正義の味だ。f:id:saria444:20170419095414j:plain

 マッチももらえて身も心も満たされた。

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ここ五井は、業務ではじめて訪れた港の最寄り駅だ。
だから千葉で喫茶店巡りをする際は、かならず五井に寄ろうと思った。

 

〈千葉周辺の喫茶店巡りの不定期船(電車)航海〉は、
ぶじ五井に着き、陸におりて喫茶店を探していたら、〈かあめる〉に出会ったのだ

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港の近くにあるからなのか、船モチーフのインテリアがたくさんあった。 
舵もある。

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マスターが多趣味なことがわかる。審美眼のきいた美しいオブジェが沢山ある。

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クマの木彫りもピカピカだ。窓側でキラキラ光る花瓶を見ながら、
今宵の晩御飯の到着を待つ。 

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店内が素敵すぎてじっとしていられず、鑑賞と撮影を申し出ると、
快くOKしてくださり、心から堪能した。

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五井に初めて来た日のことを思い出していた。

初めて潜入する大型船に驚いた。感激した。

船内は大きくてm、いろいろ案内してもらっているうちに、
自分がどこにいるかわからくなっった。

まったくわたしは方向音痴だし、洋上で海図なんて読みこなせないと痛感した。
ますます船員さんへの尊敬の念が高まる。

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久しぶりに小湊鉄道を見かけたら、やっぱり可愛かった。

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 【2017年4月訪問】 

【千葉県:長浦】みもざ “千葉県不定期船の旅”

港の喫茶店シリーズは、今日も千葉港周辺をご紹介する、
みもざは千葉県袖ケ浦市の喫茶店だ。内房線長浦駅が最寄りである。

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さっそく船のはなしにはいる。
わたしが関わっていた商船は、定期船と不定期船という分類ができる。
後者は貨物を求め不定期に不特定の航路に就航する。始発港、寄港地や目的港はその都度かわる
それと対になるものとして、定期船がある。

私の喫茶店巡りの仕方はいわば不定期船の就航のようだ。喫茶店を求め、不特定の街とお店に寄港するのだ。


美味しそうなメニューがある店、
素敵なインテリアがある店、
名物マスターがいる店、
マッチがあるお店。

不定期船のようにゆらり電車に揺られ、知らない街の喫茶店を巡るのだ。

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今回は千葉港あたりにやってきた。興味をそそられた喫茶店をいくつかはしごした。
みもざはマッチが可愛いと知って、来ることに決めた。某グルメサイトの掲載もないから、営業時間もわからない。わかっている住所だけを頼りに、
水先案内人ならぬグーグル先生に案内を任せた。

やがて、遠くからピンクの庇が見えたときは心が溶けた。 
 「喫茶店巡りが趣味なんだっていい趣味だね。あなたも喫茶店開きなよ。楽しいよ。」
温かいママの歓迎をうけた(それと、2匹の看板猫からも)。

その朝とれたてだという大きな苺もくれた。それに欲しかったマッチが手に入った。
このフォント、ホント可愛い。

甘えん坊の猫が時々足元にすり寄ってくる。猫は自由な感じがうらやましいけど、
今日のわたしはあなたみたいに気ままだよ。と負けず嫌いを発動した。

さぁもう夕方だ。名残惜しいが、そろそろ出航の時間である。

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みもざの所在地は、〈くらなみだい〉という。この町名の由来は何だろう。
波という文字をみて、ここは海の町なんだと改めて感じる。

この日は、あてもなく好きなだけ寄り道し、のる電車は、1番線か2番線か。さきにホームにはいってくる電車に乗った。

気まますぎるくらいがちょうどいい。おおらかに、ほどよく。
そんな休日の過ごし方が好きだ。

 

【2017年4月訪門】

【千葉県 千葉みなと】かふぇてらす くに マッチとジャズの国

今日から港の喫茶店シリーズを綴る。日本の港は数あれど、
思い入れのある港を再訪しようと思う。

しばらく、港近くの喫茶店の連載をしよう。まずは千葉港だ。国際貿易上、とにかく大事な港だ。好奇心旺盛な読者の皆さんは、それは日本にいくつあって、 あとはどこなの?と気になるかもしれない。
しかし 諳んじていないことは割愛したい。

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さて、本題の喫茶店の情報に移ろう。〈かふぇてらす くに〉は、
千葉みなと駅近くの喫茶店だ。千葉CCプラザの地下食堂街にある。
この建物には入国管理局がはいっていて港らしさ満載だ。
とある情報筋から、ここにマッチがあると聞いたので訪問した。

マッチを所望したところ、もう作っていない貴重品だよ、とのことだがいただけた。
無理を言ってすいません!でも、おもいがけなくマスターと意気投合した
マスター自身、マッチコレクターだったので、喫茶店を始めたのだという。

マスターはジャズピアノの奏者だが、かけているBGMはオールディーズだ。
ジャズは夜の雰囲気で、昼間は楽しい気分のがいいからねとのこと。
訪問したのがお昼時だったので、お忙しそうだったが、
調理しながらず〜っとマッチと喫茶店愛を語るご主人だった。

壁のチラシに目をやると、〈お話好きのマスターと語らう会〉というのがあるらしい。

へぇ〜若いのにねぇ。いい趣味だねと、喫茶店巡りをしていることを伝えると、
たいての喫茶店のご主人からいい趣味だ、と言われる。だって喫茶店が好きからだ。

 

ランチタイムに続々と作業服を着た人たちがはいってくる。
港で働いている人か、とマスターに聞くと、ショッピングセンターの引越業者だという。どちらにしても作業服はかっこいい。

話を進めるうち、マスターは千葉みなとの喫茶店(飲食店?)組合の会長だということが判明した。

マスターから千葉港周辺の喫茶店の情報が知れそうだ。

 

ここは、マスターの情熱がつまった“くに”だった。
マッチもジャズもマスターのトークも、個性に溢れパワフルだった。f:id:saria444:20170418005442j:plain 

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千葉港に行ったのにポートタワーに登らなかった。
今度また行こう。

【2017年4月訪問】

【東京都 新橋】ジャパン*閉店*

新橋周辺の喫茶店シリーズをお届けする。ジャパンは西新橋にあった喫茶店だ。
このブログではじめて過去形をつかう。書こう書こうと思っているうちに、閉店していくお店がある。残念ながら、ジャパンもその一つだ。 

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どこかに行く途中に見つけて、温めて温めてやっと訪問したことを覚えている。
この看板と同じデザインの日の丸マッチがあると知り、どんな世界が見れるのかと
地下まで胸を躍らせて降りて行ったのが、2年前のことだ。

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急いでいる時は注文も選ぶ時間が惜しく、アイスコーヒーを頼むのが常だ。
この日も、滞在時間はおよそ10分程度だった。

今度は、ゆっくりランチにゆっくり訪問しようと思っていた。

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閉店を知ったのは、すでに永遠のシャッターがおろされた後だった。
新橋にはその他にも、閉業までに間に合わず、いけなかった名店が多数ある。
〈ヴァィオレット〉に〈花〉
いつかそのうちじゃ、ダメなんだ...。

 

ところでジャパンと聞くと

♪エキゾチ〜〜〜〜ック というメロディーが反射的に浮かんでくる。
謡曲やJ-POPの歌番組がむかしから大好きだ。ナツメロだって歌える。

 

私の周囲にいる船乗りさんは、船内エンターテイメントとしてカラオケが好きだという人が多い。

たまに宴に同行させてもらうと、2次会はカラオケというのが鉄板だ。
加山雄三さんの〈光進丸〉と〈海よ〉がうたえれば大丈夫だ。
あと〈宙船〉は喜ばれる。

西新橋にかつてあった喫茶店ジャパンには、行きたいけど叶わないから、
思い出そう。
今度は、♪エキゾチ〜〜ックというメロディーがラジオやテレビで流れたら、
かつて西新橋にあった、ジャパンの赤い日の丸を思い出そう。

 

【2015年5月訪問】

 

【東京都 内幸町】 ジョリーコアン 境界の喫茶店

新橋周辺の喫茶店シリーズをお届けする。
ジョリーコアンは内幸町駅前にある喫茶店だ。

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いつかの内幸町の空の写真をみつけた。
航空会館を訪問するために内幸町に初めて降りたのは、もう何年前だろうか。
この辺りが勤務地になり、お馴染みの街になるなんて、その当時は思わなかった。

ジョリーコアンは内幸町と西新橋の境界にある。

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駅近だから、フラッと立ち寄れそうだと思いきや。
平日のみの営業なので、近くて遠いお店だった。まだ1回しか訪問できていないのだ。

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ところで、船員さんたちは、洋上に出ると、
すきなときに思い立ってどこかにいくことができない
珈琲とか飲みたくなったらどうするの?、とはわたしがおもいつきそうな疑問だが、
他の人も気になっていたようだ。

船員さんは、喫茶店やお気に入りのカフェにはおいそれと行けないが、
それを上回るメリットがたくさんある。

私が聞いたなかで素敵だなと思ったのが、ある日、デッキに人が入れるほどのドラム缶にお湯を張り、温泉の素を入れ、DIYで露天風呂(?)をつくったはなしだ。

なんとも楽しそうま和気あいあいとした姿が思い浮かぶ。

〈海が見える露天温泉〉なんて、!どこぞの旅館が惹句にしたいくらいだそろうが、

デッキで露天風呂を用意すれば、見渡す限り全部海だ!
つい最近、日帰りでいってきた熱海では、海が見える温泉に行ったが、
天然の洋上にはかなわない。

www.micuras.jp

 

船員さんは普通の人ができない、貴重な経験がたくさんできるのだ。
さてコーヒーの件だが、船内でもコーヒーは飲めるようである。
コーヒーメーカーが設置されている。それに、世界中の船食屋さんから珈琲がかえるから、世界中の豆が飲めるので、それはそれでうらやましいはなしかもしれない。

 

 

【2015年5月訪問】

 

【東京都 虎ノ門】サムスン 98%

新橋周辺の喫茶店シリーズをお届けする。サムスン虎ノ門にある喫茶店だ。 

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土日祝休みのお店なので、平日のランチタイムに駆け込んだ。全面喫煙可だから、
ほぼ全員が煙草をすっている。この界隈で喫煙できる場所はありがたいはずだ。
タバコの煙は苦手だが、行きたさが勝った。

同僚は、非喫煙者が多いので誘うのが気がひけたので、ひとりランチにした。
窓の大きい喫茶店で、夏の避暑地の喫茶店に来たようだと思った。

さて、船員あるあるに移ろう。みなさんは職業〈船員〉と聞いたら、
何をしてる人って思いますか。船員さんたちは大抵、漁師?とききかえされるらしい。

 「船に乗っている」ときいて、公園に浮かんでいるスワンボートの運営か?
ボートレースの選手か?といった面白回答をした人もいた。

 私の周りにいる船員さんは、貨物船の航海士か、または機関士である。
じつは日本の輸出入の98%は、船で行われているのだ。
海外旅行、あるいは個人貿易の経験があれば、船便で荷物を送ったこともあるだろう。
そのためのコンテナ船輸送もある。

自動車、工業原料、エネルギー資源などなど沢山のものが船で運ばれている。
でも、船の中で荷物を守る船員の存在は、あまり知られていないと思う。
荷崩れしないようにきちんと監督している船員さんを。

特に海のない都道府県に育ったら余計かもしれない。
飛行機のパイロットの方が知名度が高いと思う。正直、かつての私も知らなかった。

次世代の子供たちは船の見学をして、たくさん社会科見学してほしい。

さてこの日は、コンビーフサンドを頼んだ。材料やコーヒー豆だって輸入品である。
ころんと厚みのあるサムスンのロゴ入りカップが可愛いな、と思いながら
そんなことを考えていた。

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【2016年5月訪問】