純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【愛知県:名古屋市西区】ライオン 荘厳な名古屋の文化財

純喫茶丸の喫茶店巡りはまだまだ名古屋を走行中だ。
先月の出来事をすでに懐かしく感じている。今日の東京の気温は7月並みだ。
暑くて汗がじんわりとでた。夏になったら喫茶店巡りはむずかしいか〜と、
今日は少しくじけた。ライオンは名古屋市 栄の喫茶店だ。地下鉄の栄駅が最寄駅である。

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 こちらは、5年くらい前によんだ喫茶店の本によると、最高齢のおばあちゃんがオーナーで、今でも店番していると書かれていた。現在は引退されたそうだ。
お孫さんご夫婦が引き継いでいる。後継者が居てこの場所が残るということがありがたい。名古屋の指定文化財になっている建物は荘厳だ。

 

店内は、小上がりというか、壁の中に部屋があるというか不思議な居間があってこの中に入ったら異次元に行ける気がする。のび太君の押入れのイメージだ。
歴史を感じた。むしろ普段は純喫茶に対して”乙女っぽくてかわいい!”とか、そういう気分を欲するが、ここでは一味違う。
神社とか威厳があるものを前にした時のキリッとした気分になる。

昭和の家庭の風景をインテリアにしているからか。大きい箱型テレビや居間に昭和の日本が見えるからそう思うのか。自分の家の思い出が見えるからか。お父さんやおじいちゃんのイメージがする喫茶店だ。オーナーのおばあさんに会っていたら同じ気持ちになったかな?

 

名古屋 ライオン とスマフォで検索すると、三越のライオン像が一番に引っかかるが、そういえばビアホールにもライオンってある。ライオンと名付けるのは、やはりその世界の王様になりたいという気持ちからなのだろうか。落ち着きがあってどっしりしているイメージだ。昭和33年開業のいまは歴史を重ね名前の通り、品があり堂々としたお店になっていた

 

ちょっと背筋が伸びた。でもその中で、現在は若いご夫婦が切り盛りされているから、少し雰囲気が柔かくなっていい感じなのかもしれません。


名古屋の銘喫茶ですので、ぜひぜひ中に入って何かを感じてみてくださいね!

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愛知県名古屋市中区4-6-4

 【2017年4月訪問】