純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【愛知県】名古屋港とポートビル

純喫茶丸の 今回の目的地は、ここ名古屋港だ。いつもの弾丸の見切り発車である。
持ち物はスマフォと少しのお金だけ…。ここは名古屋港であっているか?駅名が名古屋港だからここであっていると思う。とにかく来てみた。

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見てみたかったのが、貨物船の岸壁のことだ。とある岸壁をこの目でみたかった。はず…だった。私が海や港が好きな理由は、水辺が好きだというのもあるが、船が係留している姿や、クレーンや岸壁施設の雰囲気も好きなのだ。
四六時中ビットやボラードの係船力について考える職場にいると、刷り込まれてくる。ビットやボラードとは、波止場にあるもので、よく映画で石原裕次郎さんが足を乗せてカッコつけているあの鉄の柱のことだ。

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⇧⇧これです⇧⇧


事務所で仕事をするのがメインなので、あまり現場に出向く機会はなく、岸壁の場所についてはあやふやだった。調査すればいいのだけど、半分行き当たりばったりくらいが面白いのだ。私の港巡りの旅は、移動手段は公共交通機関と徒歩にするのがマイルールで、 タクシーで乗り付けるのはダメとしている。そして関係者以外も立ち入れる範囲を行動している。そして、港ちかくの喫茶店を見つけて入る。

 

ここから近い喫茶店にはいったとき、名古屋港の話をよく聞くと、貨物船がつくのはここではなく、少し離れた場所にある「金城ふ頭駅」だという。この「名古屋港」は「ガーデン埠頭」と呼ばれている。かつてはたくさんの貨物船や客船が着岸したが、現在は水族館や南極船ふじの係留を呼び水にして、観光地として機能しているらしい。

 

貨物船は見ることはできなかったが、名古屋港は楽しかった。遠くに工場群が望めるし特に名古屋港ポートビルはお気に入りだ。客船をイメージした曲線美の館内は、白とブルーのタイルで穏やかな気持ちになった。
ガーデン埠頭は、青い空に白い建物が映える。1階の休憩室は無料で使用でき、船着場の待合室のようでエトランゼの気分だ。
風が強く寒い日は、屋内から海を眺めるたら気分がいいだろう。
きっと対岸が貨物船の岸壁だろうなと思う。金城ふ頭にいくのはまた今度でいいや。 海を見ていると「まぁいいか」という気持ちになる。
しかし、あたりにまったく人気がない。港ってあまり人気のないスポットなのかな〜と少し失礼な感想を持ったが、なんてことはない。
名古屋港ポートビルに訪問した月曜日は、休館日だったのだ。
嬉しいような悲しいような。未来系カプセルのようなエレベーターにのって、展望室にも登ってみたかった。休みだとわかるとリベンジしたくなる。

今日は外観だけを楽しむとしよう。

 

後日知り合いの船乗りさんにポートビルの写真を見せたところ「練習船で行ったところだ」と教えてくれた。
航海士や機関士になる人は、商船学校でまなび、練習船である帆船で乗船実習をする。例えば日本丸海王丸のように。船乗りさんは、練習船で名古屋に来たという。
私は勝手気ままに港町に遊びに来ているけど、誰かの軌跡を辿っているとしたらそれも面白い。港周辺の名港ビルディングも船員待合所も、レトロな建物ですっかり魅せられた。潮を大いに浴び、満足した私は、このあと名古屋港ちかくの喫茶店に入った。
その模様はまた明日かこう。

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 【2017年4月訪問】