【神奈川県:馬車道】アミーコ
入るまえから、可愛い庇に看板のフォント、色使いに見惚れる。
〈純喫茶〉の看板に偽りなしのたたずまいである。
可愛さのあまり、興奮しきりで、
扉をあけて中に入るまでに時間がかかってしまった。
コーヒーは注文ごとに豆をひき、フラスコを使ったサイフォン方式だ。
私は、昭和喫茶メニュー王道のミルクセーキにした。かちわり氷が入ってる。
ミルクセーキにこれだけ丁寧なこだわりをみたので、
ほかのメニューもハズレはないはずだ。
オリジナルの灰皿も可愛かった。
今日のお供は、『午後の曳航』三島由紀夫
これは、ここ数年でお気に入り作品の一つだ。
表紙をあけるのに、楽しみでドキドキしてしまう。
読み終わるのがもったいない。好きな本と喫茶店は、似ている。
【2016年12月訪問】