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純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【愛知県:名古屋市西区】まつば “小倉トースト元祖

名古屋の喫茶店シリーズ。

まつばは名古屋市西区の喫茶店。

小倉トースト元祖の喫茶店ということと

写真で見た外観が好みでいち早く訪問した。

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大正5年開業の「満つ葉」というお店がルーツ。

そのお店はもうないけど

ここで初めて小倉トーストが誕生。

学生さんがぜんざいにトーストを浸し

食べていたことに

ヒントを得て誕生したメニューだ。

先代が「満つ葉」で10年ほど働いたのち

暖簾分けで昭和8年に創業した。

今年でもう84年目

現在のマスターは2代目

49年ずっとこのお店一筋だ。

 

以来家族経営の現存する最古の

喫茶店だという。

面白いことにメニューに小倉トーストはない

思わず「小倉トーストってあるんですか?」

と聞いたところから

まつばの歴史について色々話が聞けた。

 

ママは...

小倉トーストなんて甘いだけ。」

「ただあんこ挟んだだけよ。

でもうちのはバターも塗ってあるから。」

「特別じゃないから

わざわざメニューに載せてないのよ。」

「最近小倉トースト食べたいって人が

よく来るようになったんだけど美味しい?」

「何を読んできたの?」

 

私は...

東京から来たこと。

「名古屋の喫茶店」という本を読んできたこと。

ここが小倉トーストの元祖と知り訪問した

ことを伝えた。

 

「それでこの円頓寺に来てくれたの?」

「世の中何が起こるかわからない面白い」

「ここを目指してきたなんて

びっくりして...もう。たまげて。」

と喜んでくれ大変丁寧にもてなしてくれた。

 

すると意外な話も。

 

「ここは古くてね。椅子も穴があいてて。

こんな状態でお客さんを迎えるなんて

失礼だから改装しようと思っているの。

今年中だという。

聞けば、息子さんがお店を継ぐ計画があり

その際に改装するよう。

この空間が改装されるのは

寂しい気がするけど、

それはおもてなしの心ゆえ。

「最先端のカフェ風にするつもりはないのよ。

お客さんを迎えるのに穴が空いたソファだったら

あまりにも失礼でしょう?」

そのプロフェッショナルさと、

サービス精神溢れるママやマスターが好きで

お客さんが集まるんだろう。

だからこのお店は長く愛されているんだろうな。

長く残るのは理由があるんだなぁ。

 

マッチは倉庫を掃除したら

一箱ぐらい出てきたようで

いただくことができた。

とにかくこの貴重なお店

まだまだ続いてくれそうでホッとした。

帰ろうとすると、

東京から来た子をほっておけないと

四間道(しけみち)という

古民家が並ぶ街並みや

円頓寺商店街をわざわざ案内してくださった。

 

かつての円頓寺商店街

もっと距離が長く

お店がたくさんお客さんもたくさんで

賑わっていたこと。

閉店が相次ぎ一時期寂しくなったけど、

最近は古民家を改装した

新店舗を若者がオープンさせていること。

 

いろいろ教えてくださって

ありがとうございました。

近くの名古屋城の観光もできるので

是非まつばに寄ってもらいたいなぁ。

大好きなお店になりました。

 

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 【2017年4月訪問】

 *今回は船乗りさんのお話はお休みです。