純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:中野】アザミ 喫茶店のカレー編

茶店のカレー編、今日は中野のアザミ。

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こちらは、喫茶店というべきかレストランというべきか。
材料の産地もこだわり、オーナーの食への姿勢に心を打たれる。
メニューはどれも見目麗しく、胃も心も満たされる一品が出てくる。

そんなお店のカレーはどんなものだろう。カレーは家庭料理のイメージが強く、一昔前までは身近すぎるゆえ、お店で頼まないものの一つだった。
でも最近の私は、だからこそカレーは個性が出るのだと、食べ比べすることも好きなのである。

でも、こんなこだわりのあるお店で出てくるカレーは無二の個性をもつカレーに決まっている。他のメニューから放たれる「私にして!」という主張をもろともせず、シーフードカレーが選ばれた。

それはそれは、華麗なカレースープというかカレーソースというか、今まで見たことのない洋装カレーだった。欧風カレーともインドカレーとも違う。バジルソースが添えられていて、途中で気分を変えることもできるのだ。

☆☆

まるで本に出てくる幻の料理店のようなメニューの数々。
かぼちゃのプリンも、モンブランも美しい。何度も訪れ、楽しんでいます。

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東京都中野区中野3-33-9 中野駅南口ビル 1F

【2017年7月訪問 他】

【東京都:東中野】珈琲館 喫茶店のカレー編

茶店のカレーシリーズ。今日は東中野の珈琲館。

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東中野の駅前の街並みは、線路と平行に映画館や飲食店が並び、懐かしい雰囲気。静かなカルチャーの町が好きだ。

10年前ほど、《39度のとろけそうな日♪》と歌う飲料水のCMがあった。

当時は、そんな気温大げさでしょと思ったけど、今年の夏は現実だ。《災害のような暑さ》と気象庁が言うほど。しかも連日。毎朝、外に一歩出て、これから始まる一日を思う時、このCMソングが頭を流れる。

☆☆

夏で好きなもの。陽光と葉っぱで織りなす刺繍のような夏の日差し。静寂の中の蝉の声、テレビから聞こえてくる高校野球の応援の音楽。そして遠い日にキャンプで作ったカレー。

切り取ってどこかの箱に大事に残しておきたい夏のいいところを、このお店で感じた。

夏の高校野球が流れている喫茶店が好き。ちょっと大衆食堂のようなハンバーグカレーもいい。夢みたいな空間だった。

思い出の箱を開けたくなったら夏にここに行こう。

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 東京都中野区東中野5-3-1

【2017年8月訪問】

 

【東京都:国立市】ロージナ 喫茶店のカレー編

さてこれから数回、喫茶店のカレー編を綴りたいと思う。

今日は国立のロージナ茶房。

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夏はカレーなのである。
夏になると無性に食べたくなる。体の中でだるそうにうずくまっている細胞を、
スパイスで刺激してほしい。昔、夏目漱石だったか、頭をそっくり取り替えて入院させたい。という趣旨のことを言っていたのだが、よくわかる。

私も、「頭を取り替えたい!」と思うほど考えすぎて頭がヒートしている時、カレーを欲する。ヘッドスパは凝りを外側からほぐすものだけど、カレーは内側をほぐしてくれる気がする。

☆☆

ロージナ茶房のカレーはザイカレーというネーミングだ。頭を取り替えたい時に食べたくなる味。サラッとしていて、辛くてスパイスが効いている。やみつきになる。好みの味だ。

☆☆☆

隣では老人会のようなグループが楽しそうに憩いの時間を過ごしていた。ゲートボールを楽しんだ後の食事会かな。他にはカップルもいるし、家族連れもいる。満席で大人気だった。山口瞳さんも常連だったとか。文化人有名人も、近所の住人も、遠方からの食べ歩き人も。誰をもを受け入れてくれる上に、心地よい時間が過ごせるお店は本当に貴重だと思う。何より、美味しいから長く愛されてきたのだと実感する。

☆☆☆☆

今日、どの喫茶店に行こうか。自分のブログで探していたのだけど、ロージナの記事を書いていたら、カレーが食べたくなってきた。カレーの美味しい店は……他にどこだっけ。ああ……。あーだこーだ、こうしてあれこれ考えている時が一番楽しいのですけどね。

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【2017年3月訪問】

東京都国立市1-9-42

【東京都:麻布十番】西緋亜 喫茶店のチーズケーキ編

茶店のチーズケーキ編、今日は麻布十番の西緋亜。
レアチーズケーキの上のハニーレモンが甘酸っぱい。

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匿名になりたい。一番最初に海外に滞在したのは、ロンドンでのホームステイだった。そこで早々に体調を崩した私は、異文化の洗礼を受けた。日本では、というより我が家では体調を崩すと何度も様子を伺われたものだった。その調子だから異国で一人寝室に放っておかれた時の絶望たるや想像してもらえるだろう。

しかし、のちに放っておかれたことは優しさだったと知る。カルチャーショックだった。そして一つの新しい価値観を得た。

いま、放っておかれることを希うとき知らない街の喫茶店に足を運ぶ、それが私の癒しとなるから。だからいろいろな喫茶店に通っているのだと思う。匿名で居られる場所があると助かる。喫茶店では異邦人。

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【2017年8月訪問】

東京都港区麻布十番3-2-6

【東京都:西荻窪】コーヒーロッジダンテ 喫茶店のチーズケーキ編

今日は西荻窪のコーヒーロッジダンテ。
きっと神曲のダンテなんですよね。とは言ったものの森鴎外もダンテも未読です。

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店先に自転車が止まっている。この風景がいい、インテリアも素敵で、艶やかなチョコケーキのようなカウンターの椅子が目を引く。

⭐︎

私にとって、チーズケーキとコーヒーは、ピザとコーラ、カレーとラッシーのようにお決まりのコンビ。コーヒー専門店ではわたしはこのマッチングのキューピット役になる。

私の人生の浮力は、好きなものを食べることで絶妙な安全性を保っている。だから海外小説を読んでるときも気になるのは、海外の食文化だ。

⭐︎⭐︎

最近読んだ本はドン・ウィンズローの『ストリート・キッズ』。

ロンドンが舞台の小説でとにかく紅茶が飲みたくなること必至。それも高級茶葉でなく100ピース入りデイリーユースの丸形のティーバッグのものを。本書では蜂蜜をたっぷり絡めた紅茶を飲むシーンが幾度となく出てくる。それにオートミールのクッキーがお供だ。

⭐︎⭐︎⭐︎

オートミールクッキーが恋しくなった。

下の写真は私が10年ほど前にレシピブログを書いていた頃のオートミールクッキーの画像。『ストリート・キッズ』に触発され、また作ろうと思い当時のレシピを検索した。

当時は蕁麻疹等に悩まされており食生活に異常にこだわっていた。だからこれ、材料のクセが強い。小麦粉の代用にキヌアや米粉を使い、バターの代わりに菜種油やリンゴピューレを代用している。いかに代用品で最もらしくできるかのチャレンジをしていたのだけれど、今は幸いそのチャレンジも必要ない。

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そういえば最近の私、やらないということに満足する月間を生きていたのだったっけ。材料集めに奔走するのをやめるのが無難だろう。どこかでオートミールクッキーを買おうか。........ものづくりは専門家に任せると決めたのだった。でも出来上がったばかりのクッキーのあの柔らかさ、温かさは手作りじゃないと味わえないんだよな。その葛藤にしばし動揺する。でも詰め込みすぎると喫水線が守れなくなり、凪の時はいいけど、荒波ではバランスが崩れるのだ。私という船は。

そうそうご安航は自分にも祈らないと。

ドン・ウィンズロー『ストリート・キッズ』のティータイムごっこは、
いつか気になるオートミールクッキーを見つけた時に叶えよう。
そのときは、「あ、食べたかったんだよね!」くらいの偶然を装うと思う。

封印した情熱は、思い出したときにまた楽しめる。

 

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東京都杉並区西荻南3-10-2

【2015年10月ごろ訪問】

 

 

 

【東京都:小川町(淡路町)】高山珈琲 喫茶店のチーズケーキ編

茶店のチーズケーキ編。今日は小川町(淡路町)の高山珈琲。
小川町駅淡路町駅はほぼ同じなので、遠征組さんへ豆知識。(神保町も神田駅も頑張れば徒歩可能です。←徒歩がなかなか変換されず杜甫と出てきてトホホ)

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⭐︎

しなかったことを満足しよう5月の残り半分は。

例えば、
夕食を作らず、家の近所の食堂で済ませたこと。
朝食を作らず、喫茶店でモーニングをして出勤したこと。
夜寝る前に本を読まなかったこと。
やるべき宿題は終わってるから大丈夫だ。

⭐︎⭐︎

食生活において、だいたい1週間のパターン決まっている。
月曜は仲間と外ランチ。火曜から金曜までは、作り置きのおかずでお弁当箱を埋める毎日。詰めないお弁当の数だけ笑えるかも知れない。

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まっすぐ帰るのをやめてみる。そしたら一番寄り道したいと思いついたのはここだった。高山珈琲だ。綺麗な生クリームのフリルで縁取られたチーズケーキがとてもおいしいのだ。

 

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それから家で本格珈琲を淹れるのをやめている。飴色の愛すべきものが泥沼化したら嫌だ。凝り症だからはまるに違いない。息抜きのための趣味のはずが他に別の趣味を見つけざるをえなくなるだろう。それに私はどこかに足を運び、新鮮な雰囲気で珈琲を飲むことが好きなのだ。専門分野は専門家に任せるのがいいな、と思う。あと可憐なお皿もお店で鑑賞するだけにしよう。高山珈琲は、両方叶えてくれるいいお店。

 

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東京都千代田区神田須田町1-12

【2015年9月訪問】

 

【東京都:人形町】かふぇ あっぷる 喫茶店のチーズケーキ編

まだまだあります。喫茶店のチーズケーキ編。今日は人形町の焙煎コーヒー店

かふぇ あっぷる
表記はひらがなのようです。

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こちらのチーズケーキは独特な形。カリカリに香ばしく焼けたシュー皮に包まれています。パリブレストのような見た目をしていて、中は酸味のきいたチーズケーキときている。工夫されていて、それにとても美味しい。他にも季節のフルーツを使用したタルトなど、ショーケースに収められたマダム手作りのケーキはすべて見目麗しい。

⭐︎

さて週末は地球ゴージャス岸谷五朗さん寺脇康文さんが主催する演劇ユニット)のミュージカル”ZEROTOPIA”を観劇してきました。タイトルからテーマが滲み出ておりますね。
ユートピアとディトピアのお話です。

あらすじは、こう。

ある日、豪華客船が沈没する。
無事生還した登場人物たちは、そこにいるみんなの過去が共有できるようになる。
それは、なぜか。
さらに主人公たちはある共通した理由で、豪華客船の乗船者として選ばていたことがわかる。
その理由とは何か。

本当、ありきたりな感想になりますが、大事な人を大事にしたくなります。ごめんなさい。ってすぐに謝りに行きたくなる。

 

 

そう。自分にね。

⭐︎⭐︎

4月と5月に、2度観たゼロトピア。つい1カ月前にも自分を奮い立たせたばかりなのに、また1ヶ月の間に腐っていた。またこのミュージカルで、思い出したから謝るわ!
あの......とりあえず ごめんね。わたし。

⭐︎⭐︎⭐︎

好きなシーンは

ある主人公がひとりぼっちです。話し相手がいなく、いつも自分と対話し続け、いつしかその会話が途切れそうなころに、目の前に現れるのが......そう、友だち!

っていう哲学対話のような場面。
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わたしはまだまだ自分との対話が足りないし、想いを伝える語彙が足りないから、いまだに、そしてこれからも本がお友達です。

 ZEROTOPIAの観劇に感激したら、やはりG.オーウェル1984動物農場を読みたくなりました。1984は持っていたはずなのですが探してもありません。

ほっておくと半月後くらいに自爆しますので、読むのを途絶えがちにしないようにします.....。そもそもちゃんと付き合っていたのか曖昧なので、新しい1984を用意しました。新訳は高橋和久さんのものです。(T.M.Revolution ”魔弾”ご参考。)

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東京都中央区日本橋人形町3-4-13 日本橋石田ビル 1F

【2017年9月訪問】