【神奈川県 横浜】キャビン *舵のある喫茶店
今日は、横浜駅ビル地下にある〈キャビン〉を紹介する。
鉄の鎧。
いろいろなものを入れても型が崩れない。
沈んだり、浮いたり、
なんとかギリギリの絶妙なふる舞いで、
崩れないからといっても、やたらと詰め込めば転覆する。
どこか港に立ち寄って、荷下ろししないといけない。
船の描写のようだが、私のことでもある。
横浜の喫茶店キャビンはここ最近のお気に入りの喫茶店だ。
舵があって、銅製のコースターが可愛い。
ここで、1週間分の肩の荷を降ろすとしよう。
アイスコーヒーを一杯たのむ。
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最近読んだ本は『解錠師』(早川書房 スティーヴ・ハミルトン 越前敏弥 訳)だ。
『解錠師』はハヤカワポケットミステリー版の装丁が好きだ。真っ赤な表紙に鍵穴から歯車。センスがいい。ジャケ買いじゃない、内容もいい。
私はアメリカの州に疎い。地図帳と格闘しつつ二巡目でやっとストーリーに追いつく。いや正確に言うと一巡でやめられず、すぐ二巡目をスタートしたかっただけだ。
この小説の終わりと始まりは無限ループできる。
主人公が解錠するのは主に金庫だ。
本書では金庫を女性と表現しているのが良い。
初期設定のまま放置しておく人、スペアを堂々と見せびらかし、本当に大事なものは別の場所にしまっておく人。ぐぬぬうまい。
一般的に、船も女性の代名詞として扱われているが、
尊重しないと海で荒れて大怪我するのは乗組員たちなのだ。
だから時々ドックに入れ、手入れをしたり、操船するときは丁寧にあつかう。
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トラウマで口がきけなくなった『解錠師』の主人公は、
ひょんなことから解錠の才があることを知る。
金庫の錠を開けるアーティストなのだ。錠への執着心や、解錠に成功した爽快感を彼以上に感じる人はいないだろう。
彼のトラウマと重ねるととても切ない。しかも彼の解錠における能力は天才的だ。
文字通り、潜ったから見つけ出した潜在意識なのだ。
深く深く。
やがて溢れそうな彼の悩みを救うのが、
いささか複雑な出会い方をした恋人のアメリアである。
このアメリアはマイクのマグダラのマリアだった。
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アメリアは人魚なのだ。
マイクはある日ー悪事に足を踏み入れる境界の日ー、風に髪をなびかせたアメリアの写真を見つけ、心奪われ、彼女のことで頭がいっぱいになる。
口がきけないマイクとアメリアのコミュニケーション手段は漫画を描くことだ。
互いにコマを書き連ねていく交換日記のような形をとる。
セリフに自分の気持ちを代弁させ、贈り合うのがなんとも瑞々しい。
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ある日、マイクはアメリアが人魚に変身した絵を描く。「人魚になりたいことをどうして知っているの?」とアメリア。
人魚といえば、リトルマーメイドのアリエルが想像しやすい。
リトルマーメイドはディズニーが意味深に、マグダラのマリアのメッセージを込めた作品だという。
マグダラのマリアは『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場するが、『解錠師』お前もか。
マイクは悪事に苦悩していたが、そこに足を踏み入れなければアメリアに会えなかった。そればかりか、当のアメリアのためにさらなる泥沼にはまっていく.....。
しかし、アメリアはマイクの復活を見守るマグダラのマリアなのだ。
アメリアはまさに泥沼に飛び込みマイクを救う。
そういえばアメリアという名前はマリアに似ている。
マグダラのマリアは、
罪を悔いる人、身体に障がいを持つ人を救う女神だといわれている。
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本書内には、アメリカのベイエリアやクルーザーのシーンが出てくる。
船好きにはもってこいの本だった。
【2018年5月訪問】
【東京都:築地市場】木村家
築地場内の喫茶店シリーズをお届けしている。
最後は〈喫茶 木村家〉だ。
シンプルイズベストである。
懐かしい幼なじみとの寄り道を思い出すような、
親しみやすい店構えだった。
こちらのソーダ水は、人生で一番美味しい飲み物だとおもった。
割合が抜群なのか、市場の雰囲気と相まってなのか。
下戸なので、仕事後のビール、という楽しみがない私は、
こうして喫茶店のシュワシュワを好む。
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GW後の1週間は長かった。
とにかく職場のみなが、復帰へのリハビリに気を揉んでいた。
いつもより優くしあったと思う。
GWは遠出をせず、ずっと本を読んでいた。
日常と同じことをわざわざ遠くに出かけてするのが最高の贅沢だと思っているも、
今回はそれができなかったので片道数十分の喫茶店に小旅行し、本を読むことにした。
スーツケースに積読の本をたくさん詰め、往復の機内でも(海外のリゾート地を夢みる)ホテルのなかでも本を読み続ける、というのが理想の旅だ。いつかやってみたい。
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このGWは、海の映画を見ることに決めていた。
2014年公開『キャプテン・フィリップス』(ポール・グリーングラス監督トム・ハンクス主演)をようやく見た。
海の英語の仕事をするうえで、参考資料として勧められていたものの、
なんだかんだと言い訳をし、早く見なかったことを後悔した。
でも…見ていたら仕事にならなかったかもしれない。
船員さんたちが心配すぎる!
いくら国際条約があったって、無法地帯では関係ない。
海賊は昔の遺物ではないし。フィクションでもないのである。
船員さんをますます誇りに思う。尊敬の念が絶えない。
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前回の『白鯨との闘い』が、19世紀の船の物語だとしたら、
こちらは本当に現代のそれだ。
出港前の航路確認や、操船オーダーは、いまもいきている海の専門用語だ。
勉強になる。この映画の感想をひとことでいうと
「海上復帰するんかい!」
である。
『白鯨との闘い』にしても『キャプテン・フィリップ』にしても、
俺には船しかないぜ、という船乗りの生き様にロマンを感じる。
このGWは、ダン・ブラウンのラングドンシリーズを見たし読んだし、
だから記憶のほとんどがトムハンクスだ。
再鑑賞したい映画のひとつ『キャスト・アウェイ』も、トムハンクス主演である。
彼は本当にサバイバル映画の巨頭だ。
【2017年9月訪問】
【東京都:築地市場】センリ軒
今日も築地市場の喫茶店をお届けする。〈センリ軒〉だ。
この佇まいは貴重である。カツサンドの評判が高いので、ミーハー魂でオーダーしたが、プリンも昭和の姿をしており惹かれる。
さてGWでハマった映画は『白鯨との闘い』だ。
(2015年公開:原題: In the Heart of the Sea 監督:ロン・ハワード、主演:クリス・ヘムズワース)だ
クリス・ヘムズワーズ演じる一等航海士オーウェン・チェイスがかっこよすぎる。
ストーリーがよいのも俳優がよいのもさることながら、
わたしは相変わらず海のことば集めに興じた。
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本作で、一等航海士の訳語が二種類登場する。
First officerとFirst mateだ。
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Officerは士官を意味する。船内構成員の中でOffcierと呼ばれる人は限られている。
Cheif Officer/First Officer/Second Officer/Third Officerだけだ。
企業のCEOやCFOなどのOfficerと同じであり、責任者的意味合いが強い。
先日、パックンがAERA dot.で
階級にかかわらず全ての警察官をPolice officerと呼ぶ。
と紹介していたが、それは外部(=市民)の目線でいうとすべての警察官が責任者だから、ではないかと思う。
消防士は英語で「fireman」じゃない! 間違いやすい職業名をパックンが指南 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
船の場合、全ての船員がOfficerではない。
階級ごとに名称が異なる。警察官も内部での呼称は細分化されているだろうが、
外部から見たらみんなPolice Officerである。
同じように”船員”全体を表す職業名は”Seafarer”だ。
入国書類などに、実際にそう書いているという。
Police manがPolice officerへと呼び名が変化したように、
船員もいまは、SeamanではなくSeafareとよぶ。
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一方のMateは、クラスメイトのメイトと同じニュアンスであり、仲間という意味合いが強い。
船では上位者だけが使える。下級者に対してのみだ。
語源を辿るとMateはMetsということば(食べ物、料理)につながるという。
この言葉がイギリスに入ってきた時に、MetsがMessに変化したようだ。
船内には、Mess roomと呼ばれ部屋がある。これは食堂のことであり、
仲間が集って食事をする場所のことだ。
そこからMessが転じ、Mateは仲間という意味になった。
その昔、”船長と一緒に食事(Mess)をしていた仲間をMateと呼んだ”ことに由来するらしい。(参考:成山堂書店「海の英語」佐波宣平)
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船長が一等航海士をMateと呼ぶからといって、見よう見まねで二等〜三等航海士がつかうとひどく怒られるという。
「新人の頃、知らずに呼んだら怒られました!」と、現一等航海士が若き頃の失敗談として語る。このようなたまに聞くこぼれ話が面白い。
よって本作でも、チェイスをFirst Mateと呼べるのは、
上司であるポラード船長だけなのである。
【2017年6月訪問他】
【東京都:築地】愛養
今日も築地の喫茶店を紹介する。
珈琲の店〈愛養〉は、築地場内の喫茶店だ。
横並びのカウンターのみの細長いお店である。
グラスに入ったミルクコーヒーが好きで、毎回オーダーしている。
青いタイルと整列した白いお皿もグッとくるインテリアだ。
営業時間の関係で、なかなかタイミングが合わず、
いきたさをグッとこらえていた。
店名の意味が”愛を養う”というだけあり、
会えない時間でこのお店への愛を育てていた。
遠出を控えた今年のGW、喫茶店ともう一つの愛すべきものに没頭することにした。
それは船と海の物語だ。
『白鯨との闘い』という映画を見た。
ハーマンメルヴィル作『白鯨』に出てくる、捕鯨船〈エセックス号〉の真実を描いた作品だ。
単に海洋文学が好きで選んだ作品だ。
ロン・ハワード監督作品だし、パッケージにいたクリス・ヘムズワースがかっこよかったからという単純な動機だった。
本当にそれだけだったがのに、予想以上にはまってしまった。
まず船長と一等航海士という二人の男の物語という筋書きがいい。
一方は、持っているのは血筋と家柄だけで、自信も実力もないのに船長になってしまった男と、もう一方は、実力も資質もあるのに見えないガラスの天井のせいで、船長になれない男の話だ。それぞれに葛藤がある。
いつの時代にも、隣の芝生は青いという思いがある。
もちろん、帆船出航までの描写にも引き込まれる。
船の専門用語が生きている。
この映画にあるような帆を張る作業は、現代の大型船にはほとんどないけれど、
”anchoring作業”はいまでもある。
Haul short the anchor. 錨を巻け!
Crank away on the windrass. 全力で鎖を巻け!
などが、参考になるセリフだろう。
海洋小説を楽しむ際、船のしくみを知っていると楽しみが増えるものだ。
それから、こんなセリフも印象に残った。
You can have all voyages under your belt.
航海は君の経験にかかっている!
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息抜きで映画を見ようとしても、どうしても言葉を集めてしまうので、
とことんまでリラックスできない。
これは性だからしょうがないので......。
またどこかに喫茶店にでもでかけて、頭を空っぽにする時間を作りに行く必要がありそうだ。
【2017年6月訪問他】
【東京都:築地市場】喫茶 岩田
今日は築地市場の〈岩田〉をご紹介する。
こちらは場内の喫茶店なので、市場移転問題に大きく影響される。
お店の営業時間がたいへんめずらしく、深夜3:00ごろから15:00までだ。
市場で働く人々の稼働時間に合わせているのだ。
そのためなかなか訪問できなかったが、やっと訪問が叶った。
ここのカレーが好きだ。市場で揃えた材料からとったダシは間違いなく美味で、
そしてお店の活気がダイレクトに味覚を刺激する。
お客さんがひっきりなしに訪れ、ママとおしゃべりし、胃袋も心も満たしていく。
両側に入り口がある横長のお店設計もそそられる。
ママはカウンターの中で横移動しつつ調理をする。
その様子を見ているだけで楽しい。
ここはカレーだけでなくトースト類にも惹かれるので、
また是非行きたいと思っている。
今こうして記事を書いている間も、行きたくてうずうずしている。
いよいよダン・ブラウン氏が来日するらしい。
このところダン・ブラウン氏のラングドンシリーズを読んでいる。
海のことばが聖書から多く転用されているということは、
ここ数年でいろいろ勉強したが、『インフェルノ』(角川文庫:越前敏弥:訳)
内のセリフで、また思い出した。
今日とりあげることばは、検疫を意味するQuarantineだ。
語源はラテン語のquadragintaで、40を意味する。
quadragintaの語源は(略)”イエスが荒野で40日40夜のあいだ、
悪魔から種々の訓練を受け、断食と飢餓に苦しんだ故事(マタイ伝第4章)またはそれにちなんだ四句節(Lent)に基づいている
(引用:成山堂書店「海の英語」佐波宣平)
映画『インフェルノ』では、そのむかし感染症が流行したとき、
港で船員を40日間足止めしていたことに由来すると語っていた。
Quarantineは船を止めておく期間のことだったが、
転じて、入航船の検疫に従事する検疫所がQuarantineと呼ばれるようになった。
もし、黄色い旗”Yellow Flag”を掲げた船を見かけたら、それは検疫中の船である。
その旗は〈Q旗〉と呼ばれている。QはQuarantineの頭文字だ。
船と船のコミュニケーション手段の一つに 国際信号旗での交信がある。
国籍や言語のちがいに関係なく、意思を伝えることができる仕組みになっている。
旗の組み合わせでいみが異なる。
どこかで船を見かけたら、どんな旗があがり、どんなことを伝えているのか、
気にかけてみるのも面白いかもしれない。
【2017年8月訪問】
【東京都:六本木】れいの 喫茶店のチーズケーキ編
今日は六本木の〈れいの〉をお届けする。
某ファッション誌に掲載されており、ずっと行きたかったお店だ。
六本木の街はキラキラのネオンで輝いている。
しかし少し歩けば、そこはネオンも減る。
この店は夜に浮かぶ森の喫茶店のたたずまいであり、不思議な感覚になる。
チーズケーキにはアルコールが少し効いていて、
コーヒーも濃いめで美味しい。
〈れいの〉という店名の由来は、おきゃくさんが自分の居場所を電話で説明するのに、”例の(れいの)コーヒー屋さん”といっているのを聞いて、ピンと来たらしい。
ところで、船の性別は女性である。
英語の代名詞はSheである。
英語には性別の概念はないが、vesselの語源に性別があったため、
女性性を引き継いでいるという。
vesselの意味を英和辞典でみてみる。
1.容器,器(つぼ・コップ・瓶・なべ・バケツなど液体を入れる通例丸型の容器をいう)
2.(通常ボートより大きな)船
3.導管、脈管、管(新英和中辞典(研究社)第6版)
船より先に、”容器”という意味が書かれている。
この用例は聖書にあり、人間のことをvesselと表現している。
editionによって表現が異なるが、vesselかbodyと表現されている。
下の引用は、ペテロの手紙第一章だ。
夫婦のことを記述した内容で、妻=weaker vessel。という意味である。
giving honor to the woman, as to the weaker vessel, as being also joint heirs of the grace of life; that your prayers may not be hindered. 夫たちよ、妻を自分よりも弱いものだとわきまえて生活を共にし、命の恵みを共に受け継ぐ者として尊敬しなさい。そうすればあなたがたの祈りが妨げられることはありません。(文藝春秋 「新約聖書」新共同訳 解説 佐藤優)
△と▽
最近読んでいるダン・ブラウンの『ダヴィンチ・コード』にも興味深いシーンがある。作中で男性と女性のシンボルを説明しているシーンがある。
三角(△)が男性で、逆三角形(▽=Vの字)が女性の象徴だという。
▽は子宮の形にも似ているとも語られている。
また海の英語語源にくわしい佐波先生の著書には、
vesselについてこうある。
VesselはVaseを語源とする言葉。ラテン語のVasに由来し、容器の意である。液体に関する容器にしばしばこのVesselが用いられる。vessel blood(脈管)capillary vessel(毛細管)など。(成山堂「海の英語」佐並 宣平)
子宮は命の血脈を宿す場所である。vesselという単語はとても興味深い。
堪航性
女性の象徴である”▽”のイメージは、海に浮かぶ船の形に見える。
乗船する船員の国籍はさまざまだ。それぞれ母国語が異なっても共通言語が必要である。
もちろんそれは英語なのだが、それ以前にイメージと、共通認識があれば通じる。
船=▽=女性という連想ゲームをした可能性があるかもしれない。
実は、安全性を確保するために必要な船の形は、この逆三角形(▽)の形なのである。
先頭のマリア様
かつては船首部分(フィギュアヘッド)に装飾を凝らし、マリア像を形どった船も多かったそうだ。
今日では航行の安全性を優先し、船首部分はできるだけ水の抵抗がない方がいいため、合理性を追求する貨物船にはほとんど見られない。
現代のような造船技術のない、いにしえの航海はまさに神頼みだった。
船を女神様とし、祈りと共に海上に過ごしていたのだろうと想像する。
海や船のことばは、他にも聖書に由来するものがたくさんある。
以前記事にしたジャコブスラダーもそうだ。
海は、人も船も自然も、運命共同体でありその調和が大事だと教えている。
最近はジェンダーフリーで、差別をかんじさせない言葉をえらぶ傾向があるが、
船を女性とするのは、決してネガティブな意味ではない。
- 語源の言語に性別があったこと。
- 聖書から引用しているのだということ。
船を尊重し、大事に扱うようにとのメッセージだと思われる。
これからも、海と船と人が、調和することを願っている。
【2017年8月訪問】
【東京都:築地市場】喫茶マコ ※2018年4月閉店*
築地場外にあった〈喫茶マコ〉が閉店した。
赤いスケルトンの扉が妖艶で好きだった。訪問は2015年のことだった。
市場が移転すると知り、その前にと慌てて駆け込んだわけだが、
すったもんだで移転が延期した。
まだ楽しめるのだと知り、私は嬉しかった。
この日の話では「場外のお店は残るよ。うちも」とママは語っていたが、
2年の歳月は事情を変えた。
こちらの喫茶店を取り上げた雑誌は数多ある。
どの雑誌のもママが写っていたと思う。名物女将である。
チャキチャキの築地っこという表現がぴったりだ。
訪問時も、最新の掲載雑誌を見せてくれ、嬉しそうだった。
素人の私の撮影でさえ、快く引き受けてくださったのだ。
築地の喫茶店はどれも趣のある風情で、
その活気がいつまでも続いて欲しいと願う。
残念なことに、移転延期の期限のカウントダウンが始まってしまった。
他にも築地の喫茶店には足を運んでいるので、近日中に記事にしたいと思う。
【2015年8月訪問】