純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【横浜中華街】ブラジル

〈ブラジル〉は横浜中華街にある喫茶店だ。

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レトロな店内で飲んだのは、濃厚で甘いバナナジュースである。
こんなとろける美味しさのバナナジュースは初めてだ。

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作り方を聞いたらバニラアイスが入ってるらしい。配合が絶妙なのだと思う。

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地元、横浜の友人との待ち合わせの前にこのお店を使ったら、何故この店を知ってるのかと驚かれた。

地元の、それも親世代の大人がいくところだという。

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中華街は路地裏には、レトロな昔ながらの食堂やレストランがあるから、
こういう喫茶店も自然に愛されている。

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台湾や中国のキッチュな可愛さが好みだったら、この裏路地はきっと嵌る。

【2016年5月訪問】

 

【初台】車

〈車〉は初台にある喫茶店だ。

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まずは、建物と庇の”車” の文字デザインに惹かれるお店だ。
魅力的な外観がよくみえないから、夜の訪問はしくじったかと思いきや

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妖艶に光るオレンジの扉が仄暗いあかりに照らされ、
闇に浮かぶ夜の姿も素敵だった。

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銀色のお皿で出てくるナポリタンだ。

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 ゲーム機のテーブル

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 ソーダ水は、昭和からの贈り物。

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この日のお供は『白鯨』だった。

【2017年1月訪問】

【本郷3丁目】万定フルーツパーラー

〈万定フルーツパーラー〉は本郷にある喫茶店だ。

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大正3年創業である。

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ポップなファザードだ。

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オレンヂジュースの表記がいい。

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レヂスタだ。

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タイルもみてよ。

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マダムの温かいおもてなしが優しい世界だ。

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自分の愛しい誰かを思い出すのか、

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カレーライスというものは、郷愁を感じる食べものだと思う。

 

 『君の名は。』や少し前なら『転校生』
ありえないはずの人間同士の入れ替わりや、時間軸のズレが、
実際にあるえるかもしれないと錯覚する。

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純喫茶にきて、時間の流れを止め、そんな空想に浸るのが好きだ。

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今日のお供は、『三島由紀夫レター教室』だ

【2015年7月訪問】

 

【蔵前】らい

〈らい〉は蔵前にある喫茶店だ。

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お店を見つけた瞬間の高揚感がすごい。
長いあいだタイミングが合わず、やっと叶った訪問に、声が思わず溢れる
「やっと、あえた……!」 

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写真より実物の方がかっこいい。

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まるで憧れのアイドルを生で見たときの感じ。
それを喫茶店に感じる。

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喫茶タイムは平日の14:00までなので、午後に休暇をとった日にやってきた。f:id:saria444:20170307010321j:plain

待ちに待ったナポリ舌(タン)!

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 サラダはお好みで、ピンクの岩塩の塊を削って味付けする。
タバスコを入れて調味するスープも好みの味だった。

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雰囲気だけでなく、料理も本格的で素敵な店である。

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ファザードはずっとそのままであってほしい。

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 蔵前の下町感は最高だ。

【2016年3月訪問】

【栃木県:小山市】カフェリフジ

〈カフェリフジ〉は、栃木県小山市にある喫茶店だ。

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駅からは少し離れたロードサイドの喫茶店は、別荘の趣きがある。

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夏の避暑地という表現がぴったりだ。

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電話ボックスがある。

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晴天の日に窓から、庭をぼーっと眺る幸せのひとときだ。

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チリコンカントーストと水出しのフジオリジナルアイスティを頼んだ。

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この日のお供の本は『47都道府県の喫茶店』(山之内遼:著)だ。
この本をみて、足を運ぶ方も多いと聞く

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47都道府県ツアーを行う好きなアーティストのライブに参加するために
栃木県に来た。行きたい喫茶店がある街の公演なら、迷わず申し込んでしまう。 

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ここのマダムはとにかくパワフルで、元気をもらえる。

「東京から来て、ライブを観に行く途中に寄った」というと、

マダムは「駅まで車で送るよ!」
と気を使ってくださったが、申し訳ないので辞退し、また必ず来ることを約束した。

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この汽車で来た。

【2016年8月訪問】

【神奈川県横浜市阪東橋】マツモトコーヒー *閉店*

〈マツモトコーヒー〉は、横浜の阪東橋にある喫茶店だ。

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永瀬正敏さん主演ドラマ『私立探偵濱マイク』の舞台となり、今でもファンの方々が
いらっしゃるそうだ。

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創業90年という。横浜でも1.2を争う古さだとか。昭和40年代に一度手直しはしたけど、今もそっくりそのままの状態で残るお店だ。
文化遺産といっても過言ではない。

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ドラマの美術さんが、惚れ込んだインテリアである。
歴史を重ね、いろんな人間模様が染み込んだお店だ。
こんな雰囲を即興でつくることは難しいだろう。

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使わせて欲しいと頼み込んだ気持ちがわかる。

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永瀬正敏さんの渋さに似合うと思う。

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 セットでは再現できない味わいが素敵な喫茶だ

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木曜定休だそうです。

【2016年5月訪問】

【宝町】Q

〈喫茶 Q〉は、宝町にある喫茶店だ。

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 マスター曰く、近辺にこういう喫茶店はもはや残ってないらしい。

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再開発が進み、変わる街並み。

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この町の在りし日の姿を懐かしむ常連さんの会話に、少しだけ混ぜてもらった。
 外の世界とオーラが確実に違う店内である。

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24時間表示の不思議な時計が、この喫茶店の時空を歪ませる。

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「もう帰っちゃうの?」名残惜しそうに声をかけていただいた。15分ほどの滞在だった。
「もう帰らなきゃ」この日はタイムリミットがあった。
 タイムマシーンで現実にもどらないといけない主人公の気分だった。

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この日のお供は『タイムマシン』(H.G.ウェルズ)だ。
私はほんとうに影響されやすい。

【2017年2月訪問】