【東京都:南千住】純喫茶ラブ
今日の記事は南千住の純喫茶ラブ。南千住周辺は純喫茶が多く残る街だ。何軒もはしご可能かもしれない。住所は台東区になる。この日の足は、浅草からの都バスだった。
扉に中華系のオーナメントがあるが、インテリアはこの外観からは想像できない世界だった。シルバーが効いた宇宙船のなかのような。またはチューブの中に入り込んだ感覚か。ちなみにロンドンの地下鉄はTUBEと呼ばれる。つまりラブは宇宙船だとか電車だとか、銀色の最新鋭の乗り物に乗り込んだ気分になる。足を踏み入れた瞬間から気分がマックスになる。
常連さんたちがのんびりくつろぐというその世界がまたいい。
二人で来ていた常連さん。一人一個ずつ餃子のテイクアウトをオーダーしていた。でもママが調理に失敗したから一個分しか提供できないらしい。「いいよ、失敗したのでも味は同じでしょ?」「でもやっぱり売れないこれはダメ〜」というやり取りが聞こえ、微笑ましかった。
私のオレンジスカッシュは珍しい注文なのか「そんなメニューあるんだ!」と歓声があがる。奥の方にも座席が続いているようだ。奥はバーのような雰囲気だった。次回は勇気を出して奥の席に座ってみたい。この日はシルバーの空間を楽しみたく入り口近くの席についた。と言っても満席でここしか空いてなかった。人気のお店である。料理メニューも美味しいらしい。
昭和レトロ食堂にはおきまりの、麺を絡めたフォークが浮いたスパゲッティがサンプルケースにある。そのケース越しに町を眺めてみると外は長閑な夕方が広がっていた。
【2017年9月訪問】