【東京都:十条】スウィング 喫茶店のモーニング編
喫茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は十条のSWINGだ。
駅近にあり、一軒家風で、いかにも 純喫茶らしい佇まいだ。
ここに店を構えて50年だそうだ。COFFEE SHOP CHAINということは、
幾つか支店もあったのだろうか?
モーニングは13:00までやっていて、A/Bセットは500円と大変有り難い価格だ。Aセットを頼んだ。トーストのなにやら網焼きらしき焼き目がたまらない。それでいてとても柔らかい。不思議な食感だった。厚手のポテッとしたアイスコーヒーのグラスも愛らしい。あぶくのドット模様だ。
ここにも船の模型があった。飴色に染まった味わいのあるイギリス船。マダムに船を置いた由来を聞いたが、どうやらインテリアを任せた商社さんが用意したものだそうだ。昔なのでよくわからない・・・・・・ということだった。50年前の輸入品らしいが。チャーミングなマダムが話してくれた。
純喫茶では船にまつわるインテリアモチーフを多く見かける。いままで
いろいろなオーナー話をきいたなかで、
”喫茶店に船のインテリアがある”理由TOP3を、私なりに考えた。
1.お客さんがくれた。
2.親戚が船会社に勤めていて不用品をもらった。
3.実家が船のオーナーであった。
下記記事内の珈琲艇キャビンはそのなかでも独特で、
喫茶店の入っている建物が船の形に似ていたため、インテリアを船に寄せたという。
(窓は船に実際に使われる特殊なガラス作りで、素敵だった。)
この理由TOP3ランキングに
喫茶店のインテリアデザインを請け負った商社が調達した。
を含めたいと思う。純喫茶ブームが起こった昭和40年頃は、こういうインテリアの喫茶店が理想だったのか。担当商社さんの傾向か。こんなふうに想像をするのが楽しい。当時、船は飛行機よりも身近な存在だったはずだ。
今より簡単に海外旅行ができない時代に、海の向こうに思いをはせる憧れの象徴だったのかもしれない。
この店は、グループ用の席も多く、会議をしているビジネスマンや、
ご近所の年配の方々などが昼さがりを過ごしていた。
食事メニュー、ドリンクやパフェ類も豊富だ。
地元密着の。THE 地域の喫茶店というようなとても良い雰囲気だった。
【2017年9月訪問】