純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:大久保】トリアノン 大久保店

先日からの洋菓子店シリーズのつづき。今日はトリアノンを紹介する。
すっかり日が短くなった晩夏のこと。散歩にもってこいの季節だ。
夕暮れが宵と交代する時間がいい。
気がすむまで町歩きをする。散歩にもってこいの季節だ。

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永遠の乙女心のプリンアラモード

トリアノンはグリーンの看板に黄金色のフォント文字が映える老舗洋菓子店だ。
各店ごとにイメージカラーがあり、高円寺店は赤が印象的だ。三鷹店はフランスマリンテイストの赤と白の看板だ。トリアノンの店頭に並ぶお菓子はもう秋色だった。
パンプキンやモンブランなど、暖色系のほくほくが恋しくなる季節だ。

ケーキも美味しそうだったが.....今日のめあては銀のトレイに乗ったプリンアラモードだ。喫茶メニューのプリンアラモードの提供は、大久保店のみだ。

プリンモードこそ、永遠の乙女心が詰まったデザートだと思う。小さい頃、駅前の喫茶店の窓側で、毎週日曜日に食べさせてもらったいた。日曜日の穏やかなおやつの時間だった。

喫茶メニューのプリンアラモード 大久保店だけ。

ショーケースに陳列されているプラスチック容器いりのプリンアラモードもあるため、「喫茶メニューのプリンアラモード」と注文したほうがいい。でも念のため店員さんは再確認してくれた。ちなみにこれより小ぶりの、チョコレートプレートとアイスの乗っていない「プリン」というメニューもある。
小さめの銀のお皿にプリンとフルーツとホイップクリームがのった憐なデザートだ。
プリンとホイップクリームトリアノン自社工場製のもの。
硬めのプリンが好みなので美味しい。心がとろける美味しさだ。

ケーキショーでの受賞数がすごいパティシエたち

トリアノンは、昭和35年創業で57年もの歴史があるお店だ。
奥に喫茶コーナーがある。
向かって右が好みの空間だ。味わいがが出た飴色のインテリアが好きだ。
床の模様も昭和なデザインだ。57年も愛されるのにはちゃんと理由があって、
所属のパティシエさんが毎年のようにジャパンケーキショーで賞を受賞しているようだ。受賞項目を見ると「デコレーション部門 バターケーキ仕上げ」での受賞数が多い。昔懐かしのバターケーキは、ここに来れば間違いなく美味しいものがいただけそうだ。

喫茶コーナーでプリンをオーダーしているスーツの紳士がいた。
帰宅前のほっとする一息なのかなと思うと、なんだか微笑ましい気分になった。

 

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東京都新宿区百人町1-18-9

【2017年9月訪問】