純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【岡山県:倉敷市水島】ニューリンデン *夏の山陽&四国旅行

山陽&四国の旅編 二回目は岡山県倉敷市水島のニューリンデンを紹介する。
昨日のサンレモンに続き、岡山県の喫茶店だ。

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水島港コンビナートへ念願の訪問

この夏の旅に岡山県を組み込んだ理由は、水島港を一度この目で見ておきたかったから。 臨海工業地帯の景色が好きだ。コンビナートといえば、晴れた日の碧い海と紅白のクレーンが織りなす景色に気持ちが鎮まる。この水島港一帯は、自動車道とフェンスを隔てて存在する。港内には海外からの船荷の税関や検疫場がある。そこは、国際線の空港のようなものだ。海外へ(から)の入国出国の際、旅客がおこなうことを貨物も行う。そのフェンスの先は、大使館や空港のように、日本であって日本でない空間が存在する。だから港というのは不思議な場所だ。この旅のとちゅう、玉野市にある宇野港も訪れたが、高松行きフェリー乗り場と、ちかくに魚市場があり趣があった。

ソーダ水の色数は日本ナンバーワン(?)

水島港が近いせいか、ニューリンデンには船の模型があちこちにあった。東京への復路便の搭乗時間が近づいていたので、ここでの滞在時間は15分だった。とても短かったが、臨海工業地区の情緒あふれる雰囲気はとても印象に残った。

ここのイチオシはソーダ水だ。種類の多さは、日本の喫茶店の中でも群を抜くのではないか。20種類くらいはある。メニューのネーミングから色を想像し、興味を惹かれたソーダ水をオーダーする。
その名もサンライズ”だ。太陽が昇る姿をイメージした、オレンジの濃淡2色の色合いがおしゃれだった。色彩を楽しんでもらいたいからと、二層のまま提供されるが、よく混ぜて飲んでくださいとのことだ。ノンアルコールカクテルのような大人のソーダ水だった。アイスクリーム添えは確か50〜100円程度でできる。いろいろな色のソーダ水があるが、オレンジ色のソーダ水は珍しい。それぞれのソーダ水につけられたネーミングもそそられる。

圧倒的メニュー数 食事系250種喫茶メニュー250種

メニュー数は食事系が250種に、喫茶メニューが200種程度あるという。滞在時間が15分と制限があったため、メニュー表をじっくり見ることができなったが、昭和のレストランといった趣の店で、ハンバーグ、トンカツ、スペシャルスパゲティがあったと記憶している。デザートは、パフェにソーダ水など。高度成長期の前向きな時代の高揚感が漂っていた。昭和の工業地帯といえば、もっと活気があっただろうと思う。その場所のパワーを感じた。最後に優しそうなマスターと少しはなすことができた。マッチを所望すると名刺もくれ、また寄ってね、と柔らかい笑顔で送り出してくれた。そのアットホームさは、水島工業地帯で働く人々と、私のような旅人の癒しとなっているのだと思う。またいつか訪問したい。
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岡山県倉敷市広江1-14-25

【2017年7月訪問】