【京都市】ソワレ 青く魅せる喫茶店 宝石のゼリーヨーグルト
ソワレは京都の喫茶店だ。ここは唯一無二の名店である。
喫茶店巡りを目的として京都に来るのは初めてだが、なんせ日程が1日弱しかないので、有名店から攻めた。
特にこの界隈は名店がはしごしやすい場所に集中しているので助かる。
例えば、六曜社、フランソア喫茶室などがある。
今回は見送ったが〈スマート〉もご近所だ。これで有名店は押さえたので、今度京都に来る際はもうちょっとディープな喫茶店を安心して廻れる(安心ってどんなだ笑)。
さて、まずはソワレからご紹介する。ここは喫茶店だが、青く光る店内はテーマパークのアトラクションのようだった。誰もが童心にかえるテーマパークのように、この日のお客さんはみんな楽しそうだった。特に大学校生くらいの男子学生4人組が、この店から帰りたくねーよ。と、男同士で駄々をこねていて微笑ましかった。
うんうん。この空間ずっと居たい。わかる!店員さんもキャストとして、可愛い存在感を放っていた。世界観を大事していた。
ソワレという名前はミュージカルや舞台観劇がお好きな方ならピンと来ると思うが、夕方、日が暮れてからの公演のことだ。店内は昼なのか夜なのか、ここはどこなのかわからなくなる。
青い国が舞台の不思議な舞台に上がった気分だ。入店時に支配人さんが「2階1名様です」とマイクで2階の係員さんに案内をする様子も、なんだかアトラクションに乗り込むような気分でワクワクした。
この日オーダーしたものは魅惑のメニューだ。カラフルなゼリーが映える”ゼリーヨーグルト”である。さらっと爽やかな風味だった。
ここのメニューはどれも非日常感たっぷりの妄想の世界のスイーツだ。
夢じゃなくこれがリアルで目の前に現れるから心が躍る。650円でこの経験ができるのはとてもお得だと思う。
そういえば小さいころ宝石箱というアイスがありました。もうこのアイスはないけど、ここのゼリーはその”宝石箱”のようなトキメキを感じる。
ここは本当に魅せる喫茶店だ。私の中の特別な喫茶店になった。
かねてからずっと欲しいと思っていた、東郷青児さんのイラスト付きの背の高いグラスを買った。もったいなくてまだ開けていない。ここの喫茶店では.........いつものようには........考えなかった。瞑想のように五感で世界観を体に染み込ませただけだ。
【2017年5月訪問】