【愛知県:名古屋市瑞穂区】シューカドー “舵のある喫茶店”
純喫茶丸は、まだ名古屋の喫茶店を巡っている。
シューカドーは、名古屋市瑞穂区にある喫茶店だ。
最寄は、名鉄線の堀田駅だが、わたしは地下鉄の堀田駅から10分弱歩いてきた。
なぜなら地下鉄のドニチエコきっぷを持っていたからだ。
遠くの町にきたら、喫茶店巡りをするときは、たいていはしごする。
次はどこにしようかと、一つまえの喫茶店で本腰を入れて決めるというスタイルだ。
自然に任せて歩みを進めたりとめたりする。そのときの疲労感や、空腹感によっても決める。
シューカドーは、先日記事にした瑞穂区のマドカで考えた。
営業時間から、距離やお腹の空き具合からみてもちょうどよかった。
ネットの写真投稿サイトで確認して、メニューの調査をした。
どうやら自家製アイスクリームがオススメのようだ。
プリンアラモードにクリームソーダの写真が多かった。
その中で、ひときわ輝く美味しそうな名古屋めしを発見した。美味しそうだった。
夕飯はここでたべようと決めた。喫茶店メニューもいいけど、名古屋めしもいい。
この日、名古屋に到着してから、すでに3軒の喫茶店に入っていた。
移動と慣れない土地との組み合わせは、好きなことだから感じにくくなっているけど、脳が疲労しているのはわかる。
たくさんメニューがありすぎて(←本当はうれしい!)判断力が鈍り、読みこなすことができない。せっかちな気もしないではないが、ここは素直にお店の人に聞こう。
オーダーした「鉄板に乗っているナポリタンください」と。あとで確認すると、
正しいメニュー名は〈スパゲッティ イタリアン玉子付き〉だった。
赤いウィンナーが味の決め手だ。とても美味しい。それと、数ある名古屋喫茶店の中からシューカドーを選んだ理由は、舵があるからだ。名古屋の喫茶店によくある、半地下と1階と中2階という構造であるのもいいな。中2階の船首方向に、舵がついているのを発見し、迷わず階段を上って中2階にあがった。
まるで船橋(ブリッジ)にいるような気分だった。
ナフキンにキュッと包まれたシルバーや、透明の水色のおしぼりホルダーが懐かしく、時を忘れて”シューカドー”という寄港地に身を委ねた。
お腹いっぱいのせいもあるが、うとうとしてきた。
この日は名古屋旅の第一日目だ。まだあと1軒行こうと思っている。
シャンデリアの描かれたマッチも頂いて大満足だ。さあ、そろそろ出航しよう。
【2017年4月訪問】