純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:志村三丁目】カフェベルニーニ 喫茶店のチーズケーキ編

今日は志村三丁目の喫茶店〈カフェベルニーニ〉を紹介する。

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完全オリジナル焙煎

こちらは一番リピートしているお店だと思う。
みせの奥で自家焙煎をしていて、全自動ではなく店主の技で完全オリジナルで焙煎をしている。店主の岩崎さんは、ジャパンバリスタカップの審査員の経験があり、
腕には間違いない。この店のコーヒーとチーズケーキの組み合わせは無敵だ。

最近はダン・ブラウンの『ロスト・シンボル』を読んでいるが、
中でもコーヒーすきにとって印象に残っているシーンがある。コーヒーの芳香がただよってくるようだ。
主人公のラングドンが、序盤に、友人であり恩師のピーター・ソロモンから、
日曜の早朝に電話を受ける場面である。

六時ごろ家に戻ると、スマトラ産のコーヒー豆を手で挽く朝の儀式に取りかかり、キッチンに満ちるエキゾチックな香りを楽しんだ。(略)コーヒー作りを再開し、グラインダーに豆を追加した。けさは少しよけいにカフェインがいる。長い一日になりそうだ。(出典『ロスト・シンボル』ダン・ブラウン:越前 敏弥:訳)

これを読んでいたら、スマトラコーヒーが飲みたくなり、
先ほどシングルオリジンのスマトラ マンデリンを購入してきた。
マンデリンはインドネシア産地のコーヒーだ。

エキゾチックコーヒー

マンデリンはインドネシアスマトラ島で栽培される豆で、日本人にも欧米人にも特殊な香味で人気が高いという。
本書でエキゾチックな香りのコーヒーとして登場するにふさわしい銘柄だ。
インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次いてコーヒー豆の生産量が高い国である。生産量は多いが、上質なマンデリンは希少品種で高級品なのだ。
ラングドンが愛飲するコーヒーとして、スマトラ産のコーヒーを描くことで、
彼の特別感を出している気がする。

私はコーヒーをたくさん飲むが、まいかいお店のオススメを注文するせいもあり、
あまり銘柄にはこだわらないし、じっさいよくわからない。
だから、いざ好きな豆は?といわれても答えるのが難しい。
そういう時はミーハーよろしく、最近本で見かけたから、という理由で選んだりする。
気になるシーンや、あとで調べ物をしたい箇所などに、付箋をたくさん張るのだが、私のよむ本には、コーヒーや喫茶店にまつわる記述に付箋がはられていることがしばしばある。

癒しの銘柄選び

こちらのお店は浅煎り、中煎り、深煎りと、豆によって焙煎方法を変えている。
選ぶのが楽しい。産地や煎り具合を比べつつ、いろいろな銘柄を試すのがいいのだ。
最近はエルサルバトルや、エチオピアの豆などを購入した。
迷ったらお店オリジナルの〈ベルニーニブレンド〉を買えば間違いない。

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【2015年4月訪問他】

東京都板橋区志村3-7-1