【東京都:平井】ワンモア 喫茶店のホットケーキ編
今日は平井のワンモア。新年最初の更新だ。
赤くて丸くてまるで初日の出のような看板のワンモア。
偶然にも昨日1/2は満月だった。スーパームーンの丸い月が綺麗だった。
丸い縁起物のホットケーキ
ワンモアはホットケーキとフレンチトーストで有名なお店。
オーダーが入ると”まる、しかく”という声が飛ぶのが面白い。マツコの知らない世界でも取り上げられた有名店。混雑することはあるかもしれないが、並ぶ価値ありだと思う。まだフレンチトーストを頼んだことがないので是非再訪したい。
もしかすると丸くて角がないホットケーキは、縁起物かもしれない。
”喫茶店はじめ”には丸いものを食べるのもいいかもしれない。
写真を撮っておいてよかった。こうして写真を見て美味しかったことを思い出す。
満月のようにピカピカで、その温かさが伝わってくるホットケーキ。
脳のメモリーは完全ではないので、写真に残しておくと、記憶の補完にとても役立つ。当たり前のことだけど、ブログを書いているとそれを痛感する。記憶と記録をなかよく調和させる作業だと思う。ブログや日記というのは誰のためでもなく自分のために書いている。
一日の終わりに記事を書くことで、クールダウンする。
米子市立図書館 大人のための100選
2017-2018の年またぎで読んでいた本は
エリックホッファーの『波止場日記(労働と思索)』みすず書房
昨年末頃にtwitterで話題になっていた、米子市立図書館が選出した100選から。
この100選は、哲学書のようなものが多かった気がするが、『波止場日記』という身近なキーワードが入ったタイトルで読みやすそうだったので読んでみた。
この本は、著者が沖仲士と文筆業のWワーク時代に書いていた日記。彼は行動することがきっかけで思索し、思索することがきっかけで行動している。
思想は、普通、圧倒されるような経験から奔流となって流れ出すのではない。何か些細な出来事、あるいはたった一つの言葉が、その引き金を引くことがある。
(出展:『波止場日記(労働と思索)』エリックホッファー)
この本を読んで感じたのは、日々の営みの些細なこと、感じた言葉、それを日記に書いておくことがいつかの何かの思想の泉になっているかもしれないということ。日々のささやかな出来事(喫茶店訪問)から引き金を引かれた心の動きを綴ることは、なんだか落ち着く。
君の名は。とブログ
さてちょうど今、映画『君の名は。』の地上波初OAを見た後です。劇場でも見たのですがやはりいいものはいい!今の時代のアニメーション映画の頂点だと思う。単なる恋愛映画じゃなくて、感じるものがたくさんあった。特に記憶と記録の調和ということ。記憶ってなんだろう。意識ってなんだろう。手のひらに書いておかないと忘れてしまいそうなこと、もし忘れても気づかないまま時を過ごしてしまうこと。どうしても忘れたくないもの。確かに夢は、見ているあいだは鮮明なのに起きたら忘れている。夢の中でこれは覚えていよう。と意識しても目覚めたとたん忘れていくことが多い。幼少期の記憶だって、たくさん経験をさせてもらったはずなのに楽しかったことを忘れている。私は5歳当時「このときの記憶を大人になって覚えていたら面白いかもしれない」などと意識的に感じたことを覚えている。でも今になってそのとき何をしていたのか、なんの場面だったのか何月何日なのか覚えていない。
そういえば2017に読んだ『海辺のカフカ』も記憶がテーマの小説だったが、好きな気になるものってどこかで繋がると思う。結局、これからも意義とか意味とか意識にとらわれず、喫茶店にしても小説にしても旅先にしても、その時に直感でえらんだ心地よいものをブログに書いていきたいと思う。
それでは、皆様にとっても良い一年になりますように。
【2015年9月訪問】