純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:板橋本町】喫茶 エレファント 喫茶店のモーニング

茶店のモーニングシリーズをつづる。今日は都営三田線板橋本町のエレファントだ。喫茶店 板橋区のカテゴリーを今日初めて追加した。たくさんいっているはずなんだけどなぁ。まだ記事にできていないお店がたくさんあるのだ。

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外観の渋さに心惹かれ、老舗なのだろうと入ると、中は改装されて新しい装い。一度は残念ながら閉店したが、オーナーを改めて3年前に改めてオープンしたそうだ。インテリアに象のオブジェや、ご近所のお子さんが書いたと思われる象のイラストが目に入る。店内は人生の大先輩方の憩いの場になっていた。メニューには小倉トーストやあんみつなど和の甘味が揃っており、ターゲット層が広いことがわかる。

 

テレビの散歩番組や家族を尋ねていくような番組が好きだ。味わいのある、人情味ある人の笑顔を見るのが好き。社会的な顔や外面は誰でも持っていると思う。その仮面を外し、気張らず朗らかに前向きに、その人なりに無理なく人生を謳歌する人々が画面に映し出される。市井の人々が愛しい。テレビを見てるだけでは飽き足らず、自ら会いにいってしまっているのが私の喫茶店めぐりのテーマなのかもしれない。毎回お店の方に話しかけたりするわけではないが、ふと道端で見つけた喫茶店に入ってみて、その町に暮らす人々の空気を感じて元気をもらっている。

 

エレファントは町に馴染むいわゆる普通の喫茶店だが、こういうオーソドックスな喫茶店に惹かれるのはその町に住む人々に会えるからだと思う。テレビ番組で徳光和夫さんや火野正平さんが町を訪ねふらりとこんな感じの喫茶店に立ち寄り、常連さんたちに話を聞いているシーンが好きだ。または終電を逃した人を探している番組では、お酒が入り、理性の奥にある本音を語る人たちが見られて、興味深い。以前にも書いたが、私は酒場が好きだ。お酒を飲んでいる人と一緒にいるのが好きだ。私は体質的にアルコールがほとんど飲めないが、お酒の場が好きなのだ。そこではほとんどの人が楽しそうで笑顔だから。

話が逸れた。こっそりその日だけその町の住民になってみたいときは、ふと見つけた喫茶店に入ってみる。そしてドアをあけてみてよかったなぁ、といつも思う。

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東京都板橋区本町35-19

【2017年10月訪問】