純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:池袋】コーヒー専門店 伯爵 池袋北口店 喫茶店のモーニング編

茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は池袋駅北口のコーヒー専門店、伯爵だ。

今日までの喫茶店の訪問数を改めて数えてみたところ、
2017年10月現在で550軒だった。2015年からの訪問数だ。カウントする前に訪問したお店も含めると、さらに多いはずだ。この年代の喫茶店記録として、のちに振り返るための備忘録として書いておこうと、強く思った。

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JRの車窓からも看板の存在感にいつも胸が躍った。24時間営業だったが、最近は23:00頃で営業を終えるらしい。それでも翌7:00か8:00に開店するから(曖昧ですいません!)(2017年9月現在)充分長い営業時間だ。

モーニングは14:00までで、遅くまでサービスしてくれてありがたい。サンドウィッチセットは680円だ。ドリンクが無料で付いてくるくらいのお値段感覚だ。伯爵では銅製のグラスで出てくるアイスコーヒーが好きだ。

北口店は分煙なので禁煙席もあるが、禁煙席は3卓のみだ。ゴージャスな席は喫煙席に充てられている。こんなに広いのにいつも満席の勢いだから、ゴージャスな席に座ってみたいと思いつつ、禁煙席を選んでしまう。

伯爵は池袋にもう1店舗東口店と、巣鴨に支店がある。北口店がいちばん大箱で店舗面積も広い。同じ池袋でも北口店と東口店は雰囲気が異なる。客層も店員さんの雰囲気もそれぞれの特徴があるので、そんな観察をするのも面白い。

北口は深いエリアだ。池袋には頻繁にくるが、駅周辺の西武百貨店東武百貨店がすきなので下手をすると地上に出ないことがある。喫茶店巡りをきっかけに、池袋の地上を出て探訪するようになり、池袋の池袋たる特徴をたくさん知ることができた。北口ではほかに終始中国語だけが舞う中国東北地方のレストランに入った。日本では見かけない肉の鍋料理を発見。本当にあるんだ・・・・。あれ。(頼んでいません。無理!)たのんだのは、本場の羊肉料理と、酸っぱい白菜のお鍋だ。横浜の中華街に行かなくても、ここに十分ディープなチャイナタウンあり!2000円ちょっとでおなかいっぱいになるし、観光客が多い横浜よりすきな雰囲気だ。中国の日常を味わえる気がしり。大人数でガヤガヤして、たくさんの種類を少しずつ食べたい、と思えるお店だった。こういうところくると、チャレンジ精神が湧いて、めずらしい味付けのメニューを食べてみたいと思うけど、あのお肉はやっぱり無理だ。

 

茶店もレストランも、その町で過ごす人々の日常が見える場所がすきだ。東京という街は、なかなか人の日常が見えにくい場所だと思う。みな仮の社会的な表情をしていてよそいきだ。私だって社会の仮面をかぶる。だから人々がリラックスした自然の表情を見せる喫茶店という場所にホッとするのかもしれない。お酒が飲めないのに、飲み会がすきなのも同じ理由かもしれない。池袋の北口の奥では、みんな素顔でいる気がする。そんな文化を愛でることができる池袋北口は、なかなか佳き町だと感じる。

 

 

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 東京都豊島区西池袋1-29-1 ホテルサンシティ池袋 2F

【2017年9月訪問】