純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:夏氷 かき氷のお店 その① ふわふわ氷編】まとめ 4選 

丸の内線全駅制覇の旅は、今日は休憩する。

7月25日はかき氷の日だ。だから、今日はかき氷のお店4選のまとめ記事をお送りする。純喫茶ではないが、季節感あるお休み処の情報として、書こうと思う。
今回のその①では、ふわふわなかき氷編だ。なんで7月25日がかき氷の日かというと、その昔、かき氷は夏氷とよばれていて、な (7) つ(2) ご(5) おり、の語呂合わせからきたそうだ。

十条:だるまや餅菓子店

1軒目は、だるまや餅菓子店だ。十条の甘味屋さんである。かき氷のシロップに尋常ではないこだわりを見せるという、かき氷職人が作るシロップは、どれも追求しすぎで嬉しい悲鳴をあげたい。少し前まで、都内で天然氷のかき氷が食べられるお店は珍しかったが、今は結構増えてきた。だるまやは、天然氷かき氷をはやくから提供してきたお店だ。先ほど店のツイッターを見たら、羽田空港にいます。今から福岡行きの最終便に搭乗します」とつぶやかれていた。シロップ用の果物を買い付けるようだ。シロップのためならどこへでも。自ら現地に出向き、目利きし、納得したものを出すのだ。こういうこだわりが好きだ。

 「そうだ、氷食べたい」って気温になる頃には混むだろうと思い、5月に訪問した。頼んだのは、宇治金時練乳抹茶の天然氷バージョン純氷バージョンもあります)。抹茶がとにかく濃い。抹茶の素材を堪能するためのシロップなので、甘さがない。「抹茶が苦手な方はご遠慮ください」と書いてあった。茶道で点てるお抹茶を、さらに凝縮した感じだ。抹茶抹茶抹茶です。私も、かつては氷に1000円以上出す?と思っていたが、これには、出す。出しても構わない。抹茶の濃厚な苦み、とあんこと練乳の甘み、店主のこだわり全てに敬意を払いたい。結構なお点前だった。だるまやさんのかき氷は、もう別ジャンルの食べ物だ。こだわりは細部にまである。

【だるまや餅菓子店】

東京都北区十条仲原1-3-6

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東京:ヨックモック ブルーブリックラウンジ 東京駅一番街

続いてはヨックモックのカフェでいただけるかき氷だ。とちおとめのシロップだった。日光の四代目徳次郎の天然氷である。天然氷は密度が濃く、細かく削れてふわふわになり、且つ溶けにくいとのことらしい。この綿菓子のようなふわふわ感がすばらしい。とちおとめのシロップは、甘くて酸っぱくてとろりとしている。練乳をかけるとショートケーキみたいな味になる。サービスでヨックモックが1本ついてくる。ヨックモックのかき氷を、ずっと食べたくて、今年の誕生日にケーキの代わりに食べにきた。散々お祝いをしてもらったので、ご馳走はもういいか、とも思ったがかまわない。誕生日はいつも以上に自分を甘やかす。シロップをかけ、上から見ると花束のように見えた。甘いものを食べると、あたまの中もお花(畑)になる。これで元気になるなら安いものだ。燃費がいい。

かき氷をいただけるのは、ヨックモック東京駅一番街店と、BLUE BRICK LOUNGE青山店、青山売店だけだそうだ。コースターも欲しかったので、ちょうど良い機会だった。

ヨックモック ブルーブリックラウンジ東京駅一番街店】

東京都千代田区丸ノ内1-9-1 東京駅1番街 B1F

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浅草:浅草浪花家

メンズみるくといろいろなものが入ったあんこ 780円
(各種ナッツ、コーヒー味のみるく、ココア *こしあん白)

こ...これは....かき氷というジャンルなのでしょうか!!感動している。最初はティラミス、続いてコーヒーぜんざい、その次は氷コーヒー、最後にコーヒーミルクセーキに変身していく。ナッツがひまわりの種とか、健康によさそうだし。メンズという名称はなぜなのだろうか?男性が頼みやすいように??みるくがひらがななのが絶妙だ。平日の昼に伺ったので、行列は前に2組目だけだった。休日は並ぶのだろう。

かき氷の種類によって、グラスが2種類使い分けられているだが、これは胴が高いタイプだった。中に具が詰まっている。とてもボリュームがある。大きくて飽きてしまうかも、と思いきや、全然そんなことない。中に白あんが入っている。白あんは氷の色と同化して気づかなかったので、急に甘いところが出てきてびっくりした。たいやき屋さんだからあんこが美味しい。麻布十番の有名店、およげたいやきくんのモデル、浪花屋の暖簾わけのお店だ。

【浅草浪花家】

東京都台東区浅草2-12-4

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巣鴨:かき氷工房 雪菓

ここは巣鴨とげぬき地蔵で有名な高岩寺のすぐ裏手にあるお店。カレーうどん古奈屋さんのお隣、少し脇道でノボリも控えめだから見つけにくいかもしれません。でも行列が目印。巣鴨に美味しいかき氷屋さんがあると噂に聞いてから、いつか来たいと心待ちに。7月25日がかき氷の日と知り、やっと吉日が来ました。平日で少し天気も怪しげだったし、ものすごく暑い日よりも穴場日かもしれない、と。

巣鴨とげぬき地蔵のお祭りは4のつく日なんですよ。今日は25日だから空いているだろうと思いましたが、とげぬき地蔵通りは結構な人出が。そうか、土用丑の日だから、みんなうなぎのお店「八つ目 にしむら」さんが御目当てなんですね。にしむらは亡くなった祖父が好きなお店でした。人生の最終期はほとんど入院していたのですが、もう無理には治療しない方がいい...とお医者さんが決めて自宅療養していた時、ここの鰻をみんなで食べました。「うまいうまい」と喜んでいましたが、それが祖父の最後の鰻に。好きな鰻をみんなで食べられて良かったね。巣鴨は思い出の地です。祖母と4に付く日によくとげぬき地蔵に来ましたしね。そんな思い出の巣鴨にある雪菓。

ここでは安納芋のかき氷を。プラス50円の天然氷で。こんな感じで氷の上がテクスチャーの固いシロップで覆われているかき氷は人生初。すごい.....この重量にも崩れない天然水の密度!このかき氷も最後まで飽きずに食べられます。徐々に食感が変わっていくかき氷。

最初は冷たい芋ようかん、続いて黒蜜をかけてぜんざいのように。最後は全部をよ〜〜く混ぜてスイートポテト味のミルクセーキのようでした。メニューに注意書きで「今年は天然氷があまり取れなかったので、天然氷にすると少なめになります。」という趣旨が書いてありましたが、少なめでこの量ですか!!すごい!充分ですよ。お値段 800円でした。天然氷は通常の氷より温度が高いから頭がキーーンとならないらしいけど、私は勢いよく食べるからか、天然氷でも鼻や頭が少し痛くなります。だから次のオーダーは純氷でもいいかもしれない。氷の違いが..わからない....繊細でなくてごめんなさい。それでも美味しく楽しめると思います。だってシロップが美味しいから。他にはイチゴレアチーズが気になりました。あまり暑くない日にまた行こう。暑い日は混みそうだから。ここのお店、特筆すべきは、店員さんが皆さん感じ良いこと。人気店なのに擦れていない。気さくで、純氷のように純粋なお嬢さんがいて、これはまた来たくなる!と思いました。甘いもののお店は、優しい店員さんがいてくれると更にほんわかした気持ちになりますよね。いたるところにあるネコのぬいぐるみがさらにゆるい優しさを感じさせます。

【かき氷工房 雪菓】

東京都豊島区巣鴨3-37-6

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その②もまた書きますので、どうぞご覧くださいね。

【2017年初夏〜夏訪問】 

 *その②、書きました。⬇︎

kissafreak.hatenadiary.jp