純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:東京】アロマ 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その17*東京*

丸ノ内線全駅制覇の旅。今回はいよいよ東京駅です。東京駅は広いですね。東京人でも迷います。アロマは東京駅の喫茶店。ヤエチカという愛称の地下街にあります。

丸ノ内線で降りたならば少し距離があります。ひたすら反対側の八重洲口に進む必要がありますよ。丸の内線のある丸の内口と、アロマのある八重洲口はJRの地下街の連絡通路で結ばれています。この通路の入り口を探すのにも最初は一苦労だったのですが(笑)
より簡単なのはJRの改札に入り駅構内を突っ切って通過するとわかりやすいのですが、そうするにはJRの入場券が必要だそうです。

入場券を買うのはもったいないから、頑張って上記の連絡通路を歩きました。(グーグルマップ先生によると徒歩15分くらい?と出てきます。)広い東京駅。案内役の係員さんも待機されていますので迷ったら聞いちゃってください!

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八重洲地下街ヤエチカにはお茶ができるカフェは多々あれど、
アロマは純喫茶らしい雰囲気を残している貴重なお店です。

人気店なのでお昼時は満席の時も多いと思います。この日は隣の人と至近距離で所狭しと並んだテーブル席に座り、トーストを食べてコーヒー飲んでさっと一服して出てきました。

バスケットに入った厚切りトーストは焼き加減が抜群。小倉あんを追加しました。
東京で小倉トーストが味わえる貴重な純喫茶。店内で買えるアロマのロゴ缶も可愛い。
部屋に並べたら可愛いだろうなと思いながら、まだ指をくわえて夢見ているだけ。

 

最近は吉本ばななさんのエッセイを読んでいます。
今は「下北沢について。」という本を。
本書ではばななさん下北沢の人々との交流が描かれていて温かさが溢れています。
この本を読むと、地元の商店街の個人商店や飲食店を
大事にしたいな〜と心底思います。

ばななさんは飲み屋さんの話の流れでこんなことを書いています。
私は妙にうなづいてしまいました。

お店によって自分のモードを変えなくてはいけなかったり、少し構えてみたり、自分がほんとうは何を欲しているかを考えたり、そういうことはやっぱり人生の楽しみのひとつだと思う。画一的な接客はつまらない。
同じようなお店にばかり行ったって何も空気が動かない。
自分の中の子供が退屈してしまう。出典:「下北沢について」吉本ばなな

 

非常に理解できます。私が喫茶店に行くときの気持ちに似ているから。
空気感って私が日々大事にしているところ。
喫茶店にはインテリアなどの物質的なものに惹かれている部分もあるけど、
一番大事なのは働く人やお客さんの空気。温度や色を感じたい。表情や、声の高低加減、響き方が各店違うところがいい。つくり笑いや練られたスクリプトはない。伝わらなければいいかえたり、声の大きさを変えたり。黙っていたい時は言葉が少なくてもいいし、誰とも目を合わせないで過ごしたい日はそうしてもらえる時間も大事。


その日の天気や体調で行きたい街、食べたい物を自分に問うてみたり。
いろいろな喫茶店を巡る時の気持ちはたくさんの要素で溢れている。
喫茶店では食べ物は美味しいし、心は平和だし、健康的な趣味を見つけたなぁ〜と我ながら満足しています。

このお店。アロマというネーミング。とてもいいと思う。
”芳しい”という言葉は、心が惹かれる好ましい、素晴らしい香りを表現するときに使う。さて、コーヒーが芳しいと思えるようになったのはいったいいつからでしょう。
自分の中の子供はいう。コーヒーって苦いし、なんでこんな飲み物を大人は美味しいって言うんだろうと。
好奇心で飲んでみたいと思うけどやっぱり苦くて、一口で後悔する。

 

本来の私は、毎回同じメニューを頼み続けるより、知らないものを選ぼうとするタチで。だからコーヒーも馴染みのない国の豆のストレートを頼んだり、そのお店独自のブレンドをオーダーする。これが食べたいなこれが欲しいな。と欲しいものがはっきり言える時が健全な時で。特に何を食べたいか、まとまらない時、なんでもいい決めらないという言葉を発する時は非常に疲れている。そういう時は、コーヒーに強い好奇心を抱いたあの頃の記憶を思い出し、その退屈知らずの無邪気さを取り戻してみる。そのきっかけ、トリガーはコーヒーのアロマ。コーヒーの香しさが私にとっての癒しなのはそのせいですね。気づきました!やっぱり喫茶店巡りは最高です。

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東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 八重洲地下1番通り

【2016年5月訪問】