純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:虎ノ門】珈琲舎バン 虎ノ門店 最高の潮時

新橋周辺の喫茶店シリーズをお届けする。〈バン〉は虎ノ門にある喫茶店だ。
ビジネス街のレトロなオフィスビルの地下食堂街にある。ひょんなことからであった。

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 ここも私の潮待ち場所だ。潮汐については、占いが好きなこともあり、満月と新月の日を意識している。

月の影響で潮の満ち引きが起こること。 その感覚は、船の世界では最重要である。

 「潮時」という言葉は

「物事の終わり」

というニュアンスで使用する人が多いと思う。

船の世界に身をおいて、そのことばに初めて意識を注いでみた。

 

「潮時」という言葉は、

終わり、というよりも”ちょうど良いタイミング”という意味で使う。
つまり最高潮=潮時だ。

潮時は、切なくではなく、楽しみに待つものだ。 
この喫茶店も私の潮待ち場所である。

新橋周辺の喫茶店は、潮時を待つ場所としてたいへんお世話になった。
赤いソファとグリーンのタイルのテーブルが統一感があり素敵だ。
ちょうどいい場所で、ちょうどいい時間を過ごせる場所だ。

さぁ、コーヒーゼリーが来た。気分は最高潮だ。

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この日のお供は『焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き』平松洋子著)だ。

 

平松さんの、思わずお腹がすいてしまう表現力に感服だ。

【2016年12月訪問】