【東京都:虎ノ門】珈琲舎バン 虎ノ門店 最高の潮時
新橋周辺の喫茶店シリーズをお届けする。〈バン〉は虎ノ門にある喫茶店だ。
ビジネス街のレトロなオフィスビルの地下食堂街にある。ひょんなことからであった。
ここも私の潮待ち場所だ。潮汐については、占いが好きなこともあり、満月と新月の日を意識している。
月の影響で潮の満ち引きが起こること。 その感覚は、船の世界では最重要である。
「潮時」という言葉は
「物事の終わり」
というニュアンスで使用する人が多いと思う。
船の世界に身をおいて、そのことばに初めて意識を注いでみた。
「潮時」という言葉は、
終わり、というよりも”ちょうど良いタイミング”という意味で使う。
つまり最高潮=潮時だ。
潮時は、切なくではなく、楽しみに待つものだ。
この喫茶店も私の潮待ち場所である。
新橋周辺の喫茶店は、潮時を待つ場所としてたいへんお世話になった。
赤いソファとグリーンのタイルのテーブルが統一感があり素敵だ。
ちょうどいい場所で、ちょうどいい時間を過ごせる場所だ。
さぁ、コーヒーゼリーが来た。気分は最高潮だ。
この日のお供は『焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き』(平松洋子著)だ。
平松さんの、思わずお腹がすいてしまう表現力に感服だ。
【2016年12月訪問】