純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:八王子】田 セレオ八王子北館店  喫茶店のチーズケーキ編

今日は八王子にある〈珈琲倶楽部 田〉をお届けする。

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桜チーズケーキ

ホットケーキ編がひと段落したので、今日からチーズケーキ編に行きたいと思う。

〈珈琲倶楽部 田〉で頂いた桜チーズケーキだ。
ピンクのシュガーでデザインされた桜の模様が可愛い。
八王子には純喫茶が多く、一度はきてみたい街だった。
昨年、春の青春18きっぷが1回分を残し、そろそろ期限が切れそうな日があった。
思いつきと駆け込みで、中央線に乗って八王子の純喫茶行脚をした。
その時は5軒くらい回ったと思う。
最後に、八王子駅ナカの〈田〉の支店で、最後の悪あがきをした。
純喫茶はしごの締めとして、締めチーズケーキをした。

正義の組み合わせ

チーズケーキとコーヒーの組み合わせは正義だ。
ベイクドタイプも、レアタイプも、フレッシュなブラマンジェタイプも全部好き。
私の好きな食べ物はチーズだから、ピザもラザニアもドリアもグラタンも大好きだ。
だからもちろんチーズケーキもだ。

 

ところで、私は食べること自体が趣味みたいなもので、ほとんど苦手な食材はないが、唯一苦手なものがしいたけだ。占い師しいたけさんも”しいたけ”が嫌いで、
克服したいがために”しいたけ”と名付けたときく。

しいたけ嫌いを自称する人多い説

本を読んでいて、また新たなしいたけ嫌いに出会った。
最近読んでいる『星の子』(今村 夏子著)の主人公だ。

そこでハッと思いあたる。しいたけが嫌いというエピソードは、人に受け入れられやすいのか、身の回りでも、自称する人が多い気がする。
苦手な食べ物の答えとして、しいたけはマジョリティに入る。
人参とピーマンは何かあたりまえすぎるが、しいたけだとちょうどいいのだろうか。

苦手のプラシーボ効果

なんで私がしいたけが嫌いなのかというと、幼少期の憧れのアイドルが、
嫌いな食べ物「しいたけ」とプロフィールにかいていたからだ。
だから気持ちを似せようとし、苦手なふりをしていたら本当にそうなってしまった。
これがプラシーボ効果か??

バブルの頃には、アイドルタレント名鑑が売られており、
それを読むのが好きだった。
好きな人が嫌いなものは嫌い。という心理にしいたけが犠牲となった。
嫌いというのは、ただのおもいこみだから食べられるはず、と言い聞かせ、
少しつ克服しようとしている。
まだまるっと大きいのは無理だが、刻んでいたらなんとかいけるかもしれない...。
しいたけさん(占い師じゃない方。野菜の方)いままで勝手に嫌っててごめんなさい。でも、もしかしたらしいたけさん(野菜じゃない方、占い師の方)も同じ理由で嫌いだとしたら、面白い。
もしかしてしいたけさん(野菜じゃない方、占い師の方)は、同世代っぽいので当時のアイドルの影響....それは、まぁないかな。

ちなみに『星の子』(今村夏子著/朝日新聞出版 )
は2018年本屋大賞のノミネート作品だ。

今日は3/3、 ひな祭りだ。
最近は、桜風味のお菓子やコーヒー紅茶がたくさん売っていて楽しい。
桃の節句の今日は、無難に道明寺の桜餅を食べた。春の味わいだった。

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東京都八王子市旭町1-1 セレオ八王子 北館 B1F

【2017年3月訪問】

【東京都:(馬喰横山)東日本橋】ウール 喫茶店のホットケーキ編

きょうは馬喰横山にある東日本の〈ウール〉を紹介する。
このネーミングは、繊維問屋街ならではだ。

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ウールを脱ぎ捨てて

今日は満月である。このあと少しずつ欠けていく月のように、
冬の気分も溶け、やがて春になっていく。

今日から3月だ。冬が去り、春に向かって季節は進んでいるのに、
あまのじゃくなもので、冬のざっくりウールニットが恋しい
そんな思いのなかで、馬喰横山のウールのことを思い出した。

このお店のホットケーキは、学校帰りに友だちといったファミレスのようなお店の
ホットケーキに似ている。そう、それは、多分レンチンのだ。
でもそれもまた、懐かき思い出の味なのである。

「ファミリー・ライフ」

最近読んだ本は、

『ファミリー・ライフ』(アキールシャルマ著 小野正嗣訳)
装丁の絵が優しい感じで、タイトルも直球なのでつい手に取ってしまった。


裏表紙の書評には

「兄を奪ったあの夏の事故。愛と痛み、祈りに満ちた自伝的小説」とある。

一気に読んだ。登場人物は、インドからアメリカに移住してきたシャルマ一家ほか、
インド系アメリカ人がほとんどである。
私は業務で、インド人ともかかわっている。
インドのことを理解するのに、役に立つだろうかと思い、インド系の作家が書いた作品を読む。
しかし、人種や国のちがいというのはあまり関係なく、人間だれしもが持っているだろう心情が描かれていた。

私には救いの本だった。著者のシャルマ氏も文学に出会うことで救われたそうだ。
私もそうである。本は〈旅する箱〉であって、
時間も空間も旅行できる。人の心の中へもいける。
何より、字を追うだけで心が落ち着く。
ひとりになりたいとき、没頭するものが欲しいとき、本はいい。
何より本によって、人生観が変わる瞬間に立ち会える。
シャルマ氏はヘミングウェイに出会って救われたというが、
私はまだ人生探しというか、本探しというか、作家探しをしている状態というかだ。
でも、本棚に救いの神がたくさんいると思うとたのしい。

祈りでも本でも喫茶店でもいい

茶店を選ぶ時もおなじでいる。
今は、いろいろな喫茶店に、実際に訪ね自分のお気に入りを探している途中なのだ。
できるだけ多くの喫茶店の空気を味わってみたい。

 

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【2015年8月訪問】

東京都中央区東日本橋3-12-9 

【愛媛県:今治】COFFE 不二家 喫茶店のホットケーキ編

今日は、愛媛の〈不二家〉を紹介したい。

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同名の某洋菓子屋さんとは無関係のようだ。
かつて私の地元にあったレストランも、そういえば不二家という名前だった。
私の中で、不二家の名を冠する昭和食堂に間違いなし、と思っている。
ここ不二家さんのホットケーキは手作りだ。
プレーンでもじゅうぶん美味しそうなのだが、
遠出だと「せっかくだから」という気持ちが勝ってしまう。
だから小倉あん添えにした。このあんこも自家製らしい。

 純喫茶はリバーサイド

不二家〉は、かつての今治城のお堀の脇に建つリバーサイド純喫茶だ。
レースのカーテンのかかった大きな窓から、淡いブルーの水を眺めてぼんやりする。
至福の時間だ。喫茶店通いが好きなのは、日常から離れ、自分だけの時間を作ることができるからだ。
茶店に行くたびに気分が入れ替わる。
リラックスすると同時にシャキッとするから。
東京にいても、もちろん都内の喫茶店でじゅうぶん気分転換ができるが、
こうして遠くの街の喫茶店に出けば、それだけでじゅうぶん異次元級の気分転換だ。

船の街 今治

 タオルとか、某学園とか日本一長い滑り台とか。
今治にまつわる話はいろいろあれど、
造船業の町として、私にはなじみがある。
今治港の近くには、船を模した建物の中にカフェがあって、
屋上テラスからの眺めは抜群だった。それは確か11月の訪問だった。
潮風にあたりながら時の流れるまま、頭の中のごちゃごちゃした考え事を手放した。

人生夢だらけ

、船にゆかりのある愛媛県にはご縁があって1年に1回はくる馴染みの町になった。
いったのにまだまだ紹介していない喫茶店も、まだ訪問できていない喫茶店もたくさんある。これから楽しみだ。
『人生夢だらけ』という椎名林檎さんの曲を、年末の歌謡祭で聞いたとき、
本当にその通りだと思った。行きたい喫茶店がありすぎて、人生夢だらけだ。

 

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愛媛県今治市黄金町1-1-11

 【2016年11月訪問】

すでにご紹介済みの今治の喫茶店はこちら。

kissafreak.hatenadiary.jp

  

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【東京都:板橋区】ピノキオ 喫茶店のホットケーキ編

今日は板橋区ピノキオを紹介する。数年ぶりの訪門だ。
住宅地のマンションの一階に喫茶店があることが、もはや東京では珍しい光景だ。

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数年ぶりに東京に大雪が降った1月、まだ雪が残るとある日のことだった。
名物のホットケーキをめあてに、〈ピノキオ〉にきた。
生地は厚いが、小ぶりで可愛い二段重ねのホットケーキは、ペロリといけてしまう。
満席の土曜日、他のお客さんたちは、ホットケーキにナポリタン、ピラフやクリームソーダ、レモネードなどなど定番の純喫茶メニューを複数注文している人が多かった。
このお店の味が、間違いなく美味しいことの証明である。

読書をして、しばし時間を過ごしたあと、帰り際にカウンターの脇の可愛らしいホットケーキの形をしたオブジェを発見する。
思わず「可愛い!」と声をあげると、
「うちのホットケーキをモデルにしたんじゃないかって、お客さん持ってきてくれたの」という。
本当に似ていた。

 

さて世の中は平昌オリンピックの真っ最中だ。
フィギアスケートの羽生結弦選手が金メダルを獲得した。
羽生選手の華麗で完璧な世界観にうっとりする。
生身の人間であるということにビックリしてしまうほど、アニメの世界から抜けてきた王子様のようだ。

前回の〈ロミオとジュリエット〉もそうだったが、
BGMの旋律がアンニュイなヨーロッパ映画の雰囲気で、静かに強く美しい。

この時、最近読了した三島由紀夫の「幸福号出航」の一節を思い出した。

モンシロ蝶がいっぱい飛んでいた。潮風を吸い慣れた蝶。

(引用:三島由紀夫の『幸福号出航』)

羽生選手は氷の上を舞う蝶だった。本当に美しい光景で、心が安らいだ。

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バターで顔を作ってみたりした。

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東京都板橋区大山金井町16-8 

 【2015年9月他:訪問】

【東京都:茅場町】珈琲家 喫茶店のホットケーキ編

今日は茅場町の〈珈琲家〉を紹介する。
潔いシンプルなネーミングだ。
赤いソファが印象に残るホットケーキの名店である。

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食べきれなくてお持ち帰り。

 〈珈琲家〉という店名だが、その他のドリンクメニューも豊富なのだ。
ほかのメニューにも目移りしてしまう。
このときの私はホットケーキまっしぐらで、結局、オーダーはホットケーキとブレンドコーヒーという王道な組み合わせで落ち着いた。

ホットケーキがとても厚いことをすっかり忘れて、二枚オーダーしてしまったが、
食べきれない分はお持ち帰り可能だった。お家で美味しくいただいた。

ドリンクマニア必見映画。

さて、先日、『ウイスキーと二人の花嫁』という映画の試写会に行ってきた。

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第二次世界大戦下、スコットランドの離島のお話で、
戦時下のストーリだから、歴史がわからないとついていけないかも、と思いきや、
その心配はなかった。
ウィスキーが生きがいの島民たちのほのぼのとした日常をえがいた映画で、この映画を見たら心が静まった。
海の風景と、パグパイプの音色に癒された。
何も考えず、ぼ〜〜っと画面を眺めているだけでも楽しめる映画だ。

貨物船SSポリティシャン号座礁事件

実はこの映画、大好きな船にまつわるお話なのである。
戦時下にイギリスからニューヨークに向け、5万ケースのウイスキーを積んだ貨物船〈SSポリティシャン号〉が座礁した事件が扱われている。
それで、この映画を見ることにしたといっても過言ではない。

霧が多いイギリスの風景が好きだ。
陰ある空気が、静かにひたひたと迫ってくる感覚。

俳優陣の衣装にも注目だ。
スコットランドタータンチェックの民族衣装を着た男性陣がのみものだし、
タイトルにもなっている”二人の花嫁”の普段着も、二人の部屋のインテリアも、
とても魅力的だった。

レモネードが飲みたい。

ウイスキーがテーマの映画なので、ウイスキーが飲みたくなるところだろうが、
私の場合、欲したのはレモネードだった。

作中、「レモネードを飲まないか」という台詞があります(字幕では”ジュース”と訳されていたが、原語ではレモネードと言っていた)。
スコットランドの離島民たちにとって飲み物といえば、ウイスキーかレモネードか紅茶のことなのだ。とおもったとたん、レモネードが恋しくなった。
劇中の紅茶のティーカップも素敵だったし、パーティ会場でつかわれていたウイスキーの銀の杯(さかずき)も可愛いな、と思いながら夢中で見た。
細部のこだわりもみごとだった。

船用語 ラッシング

ウイスキーの積みつけ気になった。貨物が崩れて破損しないよう、
然るべきもので固縛するのだが(それをラッシングと呼ぶ)、映像ではただウイスキーの木箱を、漠然と重ね積み上げていただけだった。
戦時中だから、とにもかくにも雑にでも積みこんで、量と早さを優先していたのか。
安全性は放っておかれていたららしい。ほんとうは固定しないといけないのに。
この映画を見て、こんなことを考えるのは職業病だろうか。
それにしてもウイスキーの積荷方法が気になった。

本作は、戦時下でも好きなものは譲らない島民の姿を描いている。
どんな辛い状況の中にあっても、ささやかな幸せを見つけて生きていく人々の物語だと思う。
すてきな人生哲学がえがかれた映画だった。

 

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東京都中央区日本橋茅場町1-6-2 桂昇ビル B1F

【2015年7月訪問】

【東京都:湯島】みじんこ 喫茶店のホットケーキ編

今日は湯島のみじんこ。こちらも愛読中の喫茶店ガイドブックに掲載されていたお店。ぴあムックの『東京喫茶名店100-大人がゆったり時を過ごせる名喫茶へ』という本を大変参考にしている。

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大人がくつろげる喫茶店

みじんこは、比較的あたらしくオープンしたお店であり、いわゆる純喫茶ではないかもしれないが、私の純喫茶の定義は”純粋に好きな喫茶店の略なので、こちらを紹介したい。店内は一枚板の重厚なカウンターが印象的で、シックで落ち着いた内装に心が静まる。

満月のような丸いホットケーキ

まるい満月のような綺麗な二段重ねのホットケーキは、ふんわり口の中で溶けるタイプ。ここは自家焙煎珈琲店なのでスペシリャリティコーヒーも注目ポイントだ。メニュー表には豆の産地による味の違いがチャート形式になっていて選びやすい。チョコレートの香り、果実の香り、ナッツの香りなど、ひとめでわかるのがいい。
私は”ナッツのようなコク”というフレーズに弱い。
そしてこのコーヒーが美味しかったので、姉妹店のアンモナイト(AMMONITE) (本郷三丁目/喫茶店) - Retty
をはしごした。少し遠いが徒歩圏内だ。

幸福号出航

さて最近読んでいる本は、三島由紀夫氏の”幸福号出航”だ
タイトルでわかるが、船にまつわるお話。内容もさることながら船好きにははまってしまう本。

例えば、船のオーナーが船を手放す時には、船長と乗組員ごと売り出す(場合がある)とか、船の中の役職で、英語がなまったまま定着した海運用語 ”No.1 Oiler”=操機長を”なんばん”と呼ぶことなどが書いてある。
(なんばんは、ナンバーワンを”なんばん”となまっている)

 

特に機帆船についての記述が面白い。機帆船というのは、元来推進用の動力として熱機関を併用した帆船のことだったが、いつのまにかの付いていないものもそう呼ぶようになり、主人公の敏也は、手に入れるはずの船は帆船のつもりでいたのに、が付いていなくてがっかりしていたから、ここで機帆船の定義について理解が深まった。

第二次世界大戦後は、小型鋼船の対義語として帆走設備を持たなくとも在来型木造船なら「機帆船」と呼ぶこともあった。(参照:wikipedia)

上記引用のように、この本が書かれた時代(1955年(昭和30年))はちょうど呼び名の変更の過渡期だったことがわかった。

この本には気になる船用語がたくさんでてきて、付箋だらけになった。相変わらず最近のベストセラー本ではなく古典や昭和の本を読んでいるが、機帆船のくだりしかり、本が書かれた当時の日本の流行などを知ることができるから、時代ものを読むことが好きだ。

 

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【2017年3月訪問】

東京都文京区湯島2丁目9−10

【東京都:銀座】水コーヒーどんパ *2018年1月20日閉店*

今日のお店は、銀座名物ニッキコーヒーで有名な
水コーヒーどんパ銀座店。惜しまれながら1月20日で閉店した。

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オンとオフのはざまで

内幸町、日比谷〜銀座あたりは歩き慣れた町だ。いろいろな職場を経験したけれど、不思議とこの近辺が多い。業務後にふらっと彷徨うのは銀座や新橋。ビルの明かりやネオンがある程度ある方がいいみたいだ。テンションが上がるから。自分のオンとオフモードの変わりようは結構感じる。銀座は、姿勢を正さないとその街のオーラに負けそうで、ちょっと元気なときに来る街だ。そうやってテンションを引っ張り上げてもらう街。水コーヒーどんパは喫茶店を巡るようになってから意識したお店。ずっと通り過ぎていたけれど、ここ3年間で集中して何度か通った。特に閉店のお知らせを聞いた12月からは毎週来た。

カプチーノの進化系 ニッキコーヒー

ニッキコーヒーはカプチーノの進化系だとお店の看板にあった。カプチーノは最後にシナモンをトッピングしてあるだけだが、ニッキコーヒーはニッキがコーヒーに馴染み、味が染み込んでいてとても美味しい。料理いうと、素材の組み合わせやトッピングで楽しむイタリアンと、煮込んだり調味料の味の染み具合がものをいう和食との違いのように感じる。ニッキコーヒーは日本式のカプチーノ。まろやかでとても好みだ。最初は好みでなかったのに、最近とてもおいしく感じられるようになってきた。健康飲料とあるから、不健康だから美味しく感じるのか?体が欲しているのか?

銀座の高級感と庶民派の両立

チーズトーストもパン自体が美味しく、パンの厚さや焼き加減にチーズのとろけ具合が最高だった。シルバーのトレイというのも純喫茶ならではでテンションがあがる。

こちらでいただいたことがあるのは、水コーヒー(アイス)、水コーヒー(ホット)、水ニッキコーヒー(アイス)、水ニッキコーヒーマイルド(ホット)、コーヒーゼリー、チーズトーストだ。銀座の華やかな雰囲気と昔ながらの喫茶店の両方のいいところが調和されたいいお店だったので、閉店はとても残念だ。

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【2015年9月訪問他】