純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:東京駅】果実園 東京店 喫茶店モーニング編

茶店のモーニングシリーズ。今日は果実園 東京駅店です。

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純粋に好きな喫茶店

”純喫茶”ってなんだろう。最近よく考える。特殊喫茶の対の言葉という定説はこの際、脇におく。昭和40年頃からの喫茶店開業ブームにのって創業した喫茶店のことだろうというのも脇におく。私は新しい喫茶店に行かないのかというとそうでもない。私の巡っているのはいわゆる純喫茶だけではない。素敵だと思う喫茶店は訪問したいし。記録に残したい。私は、純喫茶とは、”粋に好きな喫茶店”の略だという定義を発したい。

私はフルーツパーラーというものが好きで、新旧問わず訪問しようと思う。果実園もその一つだ。果実園の創業は1993年だから、平成生まれの喫茶店ということで、比較的新しいが、好きなお店だ。

創業地の目黒店には、まだ伺ってないので、いつかぜひ行きたい。

私 朝活ができない人。

できる人は4:00起き!と謳うビジネス本もある、私は朝はめっぽう弱く、モーニング時間帯に喫茶店に来れたら褒めたいくらいだ。ギリギリまで布団から出たくないので、モーニングに行く!というのは早起きをするモチベーションになる。じっさいに午前中に喫茶店にくるとその後の行動が捗るのだ。
成功体験(大げさ!)でアドレナリンが出るのか、新しい土地やお店に来ることで脳が活性化して脳が目覚めるのか。
1000円弱でそれが可能ならモーニングにくるのはお安い行動な気がする。

 モーニングのパンケーキが嬉しい。

果実園のモーニングはコスパが良いことで話題だ。
ふだんのフルーツ盛り合わせは2000円くらいする。パフェも入っているフルーツの価格によるが1500〜2000円程度ということを考えると、このD-setのパンケーキドリンク付きの680円という価格は輝いて見える。このパンケーキセット、私が訪問する少し前まではキウイ パイン、バナナ、イチゴ(プラス料金)の4種からトッピングを選べたようだが、私が訪問したときは、バナナ一択だった。メニュー表に「係りにお尋ねください」というのはフルーツ事情をきけ、ということのようだ。その日に提供できる果実が限られている。たとえバナナという選択でも、イチゴやブルーベリーが少し入っているし、これで680円はお得感がある。その他のセットも必ずフルーツが添えられているので、他の喫茶店とは違う特別感がある。

ホットケーキとパンケーキの違い 

パンケーキとホットケーキの違いは、なんだろう。日本の飲食店でパンケーキと名付けられているものを分析してみると、ふわふわの口でとろけるタイプのものを指している気がする。果実園のものがそうだ。そしてホットケーキと呼ばれるものを分析してみると、小麦粉ぎっしりの厚みがあってしっかりしたかみごたえのあるものを指している気がする。ちなみに「これがパンケーキ」だと、知り合いの英国人が焼いてくれたものを初めて見たときは、カルチャーショックを受けた。それはクレープのような薄いもので、それ自体には味つけはなく、レモン果汁をまんべんなく絞った上に砂糖をまぶしたものと、焼きリンゴを乗せたものを二種類食べさせてくれた。英国人のいうパンケーキという単語は、フランス語の”パヌケ”が語源のようで、グーグル画像検索してみるとバナナオムレットの生地とかクレープのように、中に具をはさんで巻けるくらいの厚さのお菓子が出てくる。


そこで、森永さんはホットケーキミックス、パンケーキミックスの両方を出しているので材料成分表を比較してみた。材料のうち、ホットケーキミックスには砂糖が入っており、パンケーキミックスには砂糖が入っていない。どちらにもベーキングパウダーが入っているので膨らむ効果はどちらにもありそうだ。ただし分量差まではわからない。ただしパンケーキの仕上がりイメージ写真は、厚みが少ない気がする。

パンケーキは、何かを添えて食べる前提で生地自体の甘味を控えているのだろうか。
そうするとパンケーキとホットケーキの違いは甘さの違いか、というのが自論。
だからパンケーキと名付けられたものは、生地に甘みがないからシュガーパウダーや生クリームやフルーツがそえられているのかな、とも思う。
ハワイのパンケーキ専門店は、もりもり甘そうなトッピングされているし…。

勝手に、老舗喫茶店はホットケーキ、カフェではパンケーキという住み分けをしている気がしていたが、パンケーキもホットケーキもほとんどかわらない気がしてきた。
見た目という点では。だからあまり名称にこだわって枠を作らないことにした。
パンケーキもホットケーキも純粋にすきな方を食べる。

英語辞書ではホットケーキ=パンケーキって出てきます。ただしhot cake(US)とあるので、ホットケーキはアメリカ英語のようだ。(参考;Oxford 英英辞典)

でも英国人の「パンケーキ作るよ〜」というセリフを聞いたら、
ふわふわのカフェで見るパンケーキではなく、きっとクレープ状のうすめのが出てくると思うので、どうぞ心構えを。

行ってらっしゃいませ!

東京駅構内このお店には「お気をつけて行ってらっしゃいませ」の看板がある。
なんか嬉しい。張り切って気をつける。
でもここは改札外なので電車に乗らない人も入れる。キッチンストリートという食堂街にある。空港もだが、旅する人たちで行き交う場所は、なんか興奮する。

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*2017年7月当時のメニュー表ですので最新情報は食べログなどでご確認くださいませ。

https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13131338/

 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅 改札外 1F キッチンストリート

【2017年7月訪問】

 

 

【東京都:池袋東口】コーヒー専門店 伯爵 喫茶店のモーニング編

茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は池袋東口の伯爵だ。

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この店は、北口店と同じで、14:00までモーニングセットがある。

北口は夜の街という印象なのに対し、東口は池袋西武と無印良品の並びにあり、
入りやすい雰囲気だ。北口も東口も両方、伯爵はコメダ珈琲店の近隣にある。じつはコメダもすきだ。

大きい窓の付いた窓側の席が人気のようだ。往来の人々を眺めながら喫茶店で過ごすのは至福だ。伯爵はゴージャス系純喫茶で、バブル遺産だと思うが、池袋は繁華街なのでこのゴージャスさはなじみやすい。

 

モーニングのミックスサンドイッチセットは680円だ。玉子とハムサンドがきた。王道の昭和喫茶店の味わい。その他のセットメニューも豊富なので、伯爵ではわざわざモーニングセットにしなくてもいい気がするが、この日はまだ朝食をとっておらず、やはりパンが食べたいと思いモーニングのサンドセットにした。スパゲティセットもAM10:00からPM10:00まで提供しているようだし、ランチタイムを逃したランチ難民がいたとしたら、伯爵様にお得なセットサービスを提供していただける。

さて先ほど、ノーベル文学賞カズオ・イシグロ氏が選ばれたとのニュースを耳にした。カズオ・イシグロといえば、最初の出会いは”THE SUMMER WE CROSSED EUROPE IN THE RAIN "というジャズ楽曲だった。お世話になった方に紹介してもらい数年前に購入した。静かな旋律で、ヨーロッパ映画のような幻想的な音色がする。文学作品では「夜想曲集」が好きだ。

夜想曲集」については、先日思いがけなく 東中野 ルーブル の記事にて書いた。長崎生まれで、のちにイギリス人となったカズオ・イシグロ氏のこと。イギリスと長崎と両方にゆかりのある私は、当然のようにファンだ。またカズオ・イシグロ氏がイギリスに渡ったきっかけが、海洋学者である父の仕事のため、ということもある。船が好きな私にとってもは、これ以上ないバックグラウンドの作家です。この機会にまた読みかえそうと思った。最新の翻訳本も出たことだし、さっきポチッとした。

 

kissafreak.hatenadiary.jp

 

本を持って喫茶店にいく。とても好きな1日の過ごし方だ。

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 東京都豊島区南池袋1-18-23 ルックハイツ池袋B棟 2F

【2015年07月訪問:他】

【東京都:池袋】コーヒー専門店 伯爵 池袋北口店 喫茶店のモーニング編

茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は池袋駅北口のコーヒー専門店、伯爵だ。

今日までの喫茶店の訪問数を改めて数えてみたところ、
2017年10月現在で550軒だった。2015年からの訪問数だ。カウントする前に訪問したお店も含めると、さらに多いはずだ。この年代の喫茶店記録として、のちに振り返るための備忘録として書いておこうと、強く思った。

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JRの車窓からも看板の存在感にいつも胸が躍った。24時間営業だったが、最近は23:00頃で営業を終えるらしい。それでも翌7:00か8:00に開店するから(曖昧ですいません!)(2017年9月現在)充分長い営業時間だ。

モーニングは14:00までで、遅くまでサービスしてくれてありがたい。サンドウィッチセットは680円だ。ドリンクが無料で付いてくるくらいのお値段感覚だ。伯爵では銅製のグラスで出てくるアイスコーヒーが好きだ。

北口店は分煙なので禁煙席もあるが、禁煙席は3卓のみだ。ゴージャスな席は喫煙席に充てられている。こんなに広いのにいつも満席の勢いだから、ゴージャスな席に座ってみたいと思いつつ、禁煙席を選んでしまう。

伯爵は池袋にもう1店舗東口店と、巣鴨に支店がある。北口店がいちばん大箱で店舗面積も広い。同じ池袋でも北口店と東口店は雰囲気が異なる。客層も店員さんの雰囲気もそれぞれの特徴があるので、そんな観察をするのも面白い。

北口は深いエリアだ。池袋には頻繁にくるが、駅周辺の西武百貨店東武百貨店がすきなので下手をすると地上に出ないことがある。喫茶店巡りをきっかけに、池袋の地上を出て探訪するようになり、池袋の池袋たる特徴をたくさん知ることができた。北口ではほかに終始中国語だけが舞う中国東北地方のレストランに入った。日本では見かけない肉の鍋料理を発見。本当にあるんだ・・・・。あれ。(頼んでいません。無理!)たのんだのは、本場の羊肉料理と、酸っぱい白菜のお鍋だ。横浜の中華街に行かなくても、ここに十分ディープなチャイナタウンあり!2000円ちょっとでおなかいっぱいになるし、観光客が多い横浜よりすきな雰囲気だ。中国の日常を味わえる気がしり。大人数でガヤガヤして、たくさんの種類を少しずつ食べたい、と思えるお店だった。こういうところくると、チャレンジ精神が湧いて、めずらしい味付けのメニューを食べてみたいと思うけど、あのお肉はやっぱり無理だ。

 

茶店もレストランも、その町で過ごす人々の日常が見える場所がすきだ。東京という街は、なかなか人の日常が見えにくい場所だと思う。みな仮の社会的な表情をしていてよそいきだ。私だって社会の仮面をかぶる。だから人々がリラックスした自然の表情を見せる喫茶店という場所にホッとするのかもしれない。お酒が飲めないのに、飲み会がすきなのも同じ理由かもしれない。池袋の北口の奥では、みんな素顔でいる気がする。そんな文化を愛でることができる池袋北口は、なかなか佳き町だと感じる。

 

 

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 東京都豊島区西池袋1-29-1 ホテルサンシティ池袋 2F

【2017年9月訪問】

【愛媛県:今治市】軽食 喫茶 田園 喫茶店のモーニング

茶店のモーニングシリーズ。今日は趣向を変えて愛媛県の喫茶店を紹介する。
今治は船の町なので、距離は離れているが、身近な地域だ。耳になじみがある町。
愛媛県には、ここ数年で何度も来ている。

今回はライブに参加するために松山へきた際に、今治まで足を伸ばした時のお話だ。

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田園は今治市繁華街の老舗商店街の一角にある。
この辺りのお店は雰囲気満点だ。四国は本州の影響を受けにくかったのか、大型のチェーン店がほとんどなく、個人経営のお店がほとんどだ。
茶店の看板に書かれるコーヒー会社さえも、四国独特のものでみなれたコーヒー会社の名前をそこに見ることなかった。田園はsinwa coffeeという会社のロゴがあった。

 

この日はすでに一軒、早朝喫茶 マリンで朝食を済ませていたが、この田園の看板の雰囲気を見て中にはいりたくなり、入店することに決めた。

 

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 中はバーのような横長のカウンターがあり、背の高いスツールが並ぶ。地元のおじさまおばさまで満席だった。カウンターが大人気。

大人数用のピンク色のソファ席に座らせてもらった。だってカウンターが満席でソファ席しかあいてない。奥の方のテーブルは、物置になっていたり、お店の方が帳簿をつけていたり、なんだかゆるい感じがする。

モーニングを注文すると、ニコニコしたマダムが「これでも読んで待ってて、今作るから」と週刊誌を持って来てくれた。親戚があれこれと世話を焼いてくれる感じに似てる。寒いでしょう、と暖かいお味噌汁も添えてたが、おまけでくれたのかもしれない。すでにバナナ、卵、サラダが乗ったお皿はぎゅうぎゅう詰めだ。
この日は松山に戻り、飛行機に乗らなければならない。帰京する日だったので長居するわけにはいかない。食べわるや、帰ろうとするとマダムに「え〜もっといてくれればいいのに〜」と引き止められる。こういうお店は初めてで、嬉しかった(笑)

最後に昆布茶のサービスもあり至れり尽くせりだ。マダムだけでなく、地元のおばさまたちまで温かく迎えてくれた。ふと通りかかったお店に入ってみるのも意外といい出会いがあるものだ

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愛媛県今治市共栄町3-2-16

【2016年11月訪問】

【東京都:池袋】マーガレット 喫茶店のモーニング編

茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は池袋のマーガレットを紹介する。
まえに夕方の時間に訪れたことがあるが、この日は、モーニングを目指し午前中に訪問した。都電荒川線東池袋四丁目駅や東京メトロ有楽町線東池袋駅が最寄りですが、JR池袋駅からも徒歩圏内だからアクセスは便利だ。サンシャインシティはすぐ近い。

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この矢印の電飾がついた看板が可愛い。写真は朝に撮ったもの、夜に撮ったものがありるが、夜の方が好きだ。黄色と青の相性がとてもいい。

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一軒家スタイルの喫茶店が好きだ。店構えが可愛い。モーニングは好きな飲み物にプラス100円で頼めるシステムで、選択の幅が広い。モーニングは、大体11:00と思い込んでいたが、マーガレットは思いがけなく11:30までなので助かりました。ぎりぎりについたから。少しでも長めのモーニング帯設定は嬉しい。この日はバナナジュースにした。パンはふんわりした触感の甘い味だった。卵やパンをワントレーで出せる白いお皿が気にいった。お子様ランチをみた気分になるのか、テンションが上がる。

いぜんは1階に座って、マスターとおしゃべりしながら過ごした。その日の衝撃的なニュースについて語った。ゲーム卓があり渋くていい雰囲気だ。モーニングをした日は2階に座った。運良くお客は私一人だったので、静かにのんびりした朝を過ごした。窓は壁一面のガラス張りで、差し込む陽がとても明るく、まだ覚めない頭によく効いた。午前中に喫茶店に来れる日は一日がたっぷりある気がし、この後はどこに出かけようかと考えていた。だんだんランチタイムのお客さんがき始めたので、店をあとにした。

せっかく都電沿線にいるからと思い、都電荒川線のホームまであてもなく向かう。都電荒川線のホームの雰囲気が好きだ。道路より少しだけ高いところにあるホーム。そこに登ると、のんびりした空気が流れる気がする。

マーガレットのマッチは、レジ脇のカゴに置いてあるスタイルだった。黄色いブック型マッチにマーガレットの花が可憐に咲いている。

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東京都豊島区南池袋2-43-17

【2015年6月訪問:他】

【東京都:新宿】果実園リーベル 喫茶店モーニング編

茶店のモーニングシリーズ この日は果実園の新宿店に行った。各線の新宿南口から近い。西口でいい。住所は新宿区ではなく渋谷区になるようだ。こちらは2017年7月オープンしたばかり。店舗はピカピカだ。

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フレッシュフルーツもピカピカに輝いていた。

果実園のモーニングはなかなかコスパがいい。
「朝の果物は金なり」という格言がメニューに掲げられていた。たのんだフルーツヨーグルトは700円くらい。ドリンクタイプのさらっとしたものなので、てっぺんから底までフルーツがぎっしり詰まっている。イチゴ、サクランボ、ブルーベリー、バナナ、リンゴがみずみずしい。

他に目黒、東京駅に店舗があるが、それぞれモーニングメニューが異なり、新宿店は限定のフレンチトーストモーニングがオススメらしい。

この新宿店はとにかく内装がラブリーだ。人気店で行列が出来る日もあるようだが、朝は穴場かもしれない。ゆったりすごせた。
バスタ新宿や、空港行きリムジンバス乗り場からも近い。巨大駅新宿の鉄道利用者にとっても便利な立地だ。新宿はタカノフルーツパーラーもあるし果物王国だ!

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東京都渋谷区代々木2-7-7 南新宿277ビル B1F

【2017年7月訪問】

【東京都:新宿】タカノフルーツパーラー 新宿地下鉄ビル店 喫茶店のモーニング編

茶店のモーニングシリーズのつづき。今日は新宿にあるタカノフルーツパーラーのうち、地下鉄ビル店をご紹介する。
この地下食堂街は、メトロ食堂街と呼ばれている。ここあるタカノフルーツパーラーは約3年前に改装したので外観はピカピカしているが、長く営業して店だ。

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食堂街という響きはレトロめいていていい。久しぶりにこの食堂街に来たが、テナントが大幅に入れ替わっていてびっくりした。新宿は飲食店には本当に困らない街だ。ありすぎてえらべないのが困るが。

遅めの朝食として、オープンから12:00までのセットを頂く。桃のサンドウィッチセットだ。コーヒーか紅茶がついて1080円。フルーツサンドは好物だが、ここのはフィリングが桃だけという潔さがいい。生クリームも甘さ控えめで、桃の果実感を感じる。タカノでは紅茶もオススメだ。茶葉からちゃんと抽出しているし、フルーツパーラーだからレモンティーがおいしい。切り込み模様の入った輪切りレモンが、琥珀色の紅茶に浮かんでいて幻想的だ。思いっきりフルーツパーラーをたのしむ。

このセットは月替わりなので内容は変化する。HP情報では桃のサンドウィッチではなく、フルーツブランチセットとなっていた。旬のその時一番美味しい果物を推していると思うので、偶然のフルーツとの出会いが楽しみだ。店舗によってメニューが異なるので、公式HPでご確認ください。

takano.jp

ある小説で、都会では自然が季節を教えるのではなく、人間が季節を教えてくれると書いてあった。確かに街にハロウィングッズが並ぶのを見て、秋の訪れを感じるようになったし、もう私の手元には、来年のスケジュール帳が届いている。都会で自然を感じる場所といえば、私にとってはフルーツパーラーか。フルーツが季節を教えてくれる。秋なら、ぶどうがふんだんに見られる。季節のフルーツはそのときの心が一番喜ぶ味になっていると思う。味覚だけでなく、視覚にも刺激する。こっくりした深い紫色が恋しい。秋色は滋味深い。深い紫色と相性がいいのは、黄味がかったマスタード色だなと想像を飛躍していたら、黄色いモンブランが食べたくなってきた。秋は罪深い。

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東京都新宿区西新宿1-1-2 新宿メトロ食堂街 B1F 

【2017年8月訪問】