純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【東京都:新高円寺】ブーケ 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その3 *新高円寺駅編*

Cafe ブーケは新高円寺駅前にある喫茶店だ。
丸ノ内線沿線は、駅からすぐの場所に純喫茶が残っていて良い雰囲気だ。

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高円寺⇆新高円寺まで歩けますよ

新高円寺駅というのはあまり馴染みのなかった駅だ。この店に来るために初めて降りた。新高円寺駅はJR高円寺駅南口からずっとずっと南下すれば着く(徒歩20分くらい)。高円寺駅からつづく商店街を散策しながら、ここまで来るのもいいと思う。
ちょうど疲れた頃にここで休憩するような折り返し地点の峠の喫茶店のような感じか。JR高円寺駅から出発するなら、
地理的にトリアノン→ぽえむ→ネルケンルネッサンス→七ツ森→ブーケの順にまわると便利かもしれない。新高円寺から来る方はその逆だ。いろいろと喫茶店巡りが出来ると思う。

インベーダーゲームと蛇の思い出

ここは私が幼少期によくきた喫茶店に似ている。庇とガラスの感じがそうだ。
父方の親戚はちょっと面白く、テレビに出ていたりした。伯父はインベーダーゲームや、ストローの袋をくしゃくしゃにしてドリンクをたらすと蛇のようにニョキニョキ延びる遊びを教えてくれた。

瞑想ブーム先取り

ブーケは喫茶店巡りを始めて2軒目くらいにいった。かなり早い段階で訪問したのはブーケのかわいいマッチが欲しかったからだ。
それに高円寺には、頻繁にくるのにこんな素敵な喫茶店があることを知らなかった。
早急に確認しにきたかった。

この店の窓側の席と歩道との距離はちかい。通りを行き交う人々がものすごい近くを歩いている横で食事をしているという図がおもしろい。外は雨が振っていたが、雨足が弱まるまで喫茶店で過ごすというのも贅沢な時間だ。ヨガも好きだが、ヨガが自分の心を取り戻すエクササイズだとしたら喫茶店にも同じような効果があると思う。
最近ビジネスマンの間で「瞑想」がはやりらしい。忙しさと瞑想のバランスが取れると生活の質が上がるらしいのだ。でも、喫茶店好きな人はその効果をすでに知っている気がする。

SNACKというジャンルのナポリタン

茶店巡りを開始した当初は、ナポリタンを頼み続けていた。ここでもそうだ。喫茶店のフライパン毎に染み込んでいる味があると思う。各店で味が確実に違う。ここのは気取らないSNACK(軽食)という感じだった。

こうしていると今もナポリタンが食べたくなる。気取らない喫茶店ナポリタンがたべたい。
自分で調理すると体に優しい味付けを・・・・・・などと心配をしてしまうが、喫茶店では好きなだけジャンクに走る。

 

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【2015年5月訪問】

【東京都:新宿区 四谷三丁目】フルーツパーラーフクナガ 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その11 〜四谷三丁目編〜

丸ノ内線全駅制覇の旅のつづきだ。
新宿御苑前駅の次は四谷三丁目なのだが、以前記事にしたので、今回は過去記事の貼り付けで省略する。
再訪しようと思っっているが、諸事情にて出来ずじまいだ(泣)。

 

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【2016年7月訪問】

【東京都:南阿佐ヶ谷】ポトロ 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その2 *南阿佐ヶ谷編*

ポトロは南阿佐ヶ谷前にある喫茶店だ。
丸の内線の駅から階段を上り、地上に出るとすぐわかるはずだ。

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季節ハズレですが(笑)ボージョレーで昼飲みの話

ここを初めて知ったのは、3年前にボージョレーヌーボーの会を南阿佐ヶ谷で開催した時だ。駅前で待ち合わせをしたら、この黄色い看板が目立っていた。
茶店巡りをし続けたおかげで、わたしも?類にもれず、喫茶店の看板を見つけるのが得意になった。ワインの持ち込みが可能で、昼から営業している居酒屋さんを探して南阿佐ヶ谷まで来たわけだが、休日のお昼頃から7-8時間飲んだ。
就業時間並みだが、こういう時間は過ぎるのがあっという間である。
気の合う仲間との昼飲みって、なんであんなに楽しいのか。
私はほとんどアルコールキャパシティがないが、飲めないけどお酒の席は好きなのだ。お酒の席ではみんなが笑っているからだ。愉快な時間が過ごせるからだ。
所さんのテレビ番組の『朝まではしご酒』のコーナーもすごく好きだ。
お酒は飲めないが、その分おつまみを人の数倍食べるのでたのしい。

ポトロのこと

ボジョレー会から半年後に、ポトロ訪問の運びとなった。半二階のお店はカウンターと少しのテーブル席でいっぱいになるくらいの広さ。駅前なのに静かでホッとする場所だ。私は喫茶店のフルーツサンドが好きで、メニューにあったら必ずといっていいほど頼む。ここセットはとてもお得な値段だった記憶がある。
茶店訪問を始めた初期なので、値段を記憶するのを忘れている。
そしていろいろな世代のお客さんがいた。
さまざまに時間を過ごしていて、こういうのすごい良い、と思った。

喫茶する場所で、若い人しかいけないような空気とか、逆に若い人が滅多に来ない雰囲気のお店もあるが、ここは全地元民の憩いの場という感じだ。
どうやら喫茶店のインテリアデザインをする際に、ターゲット層を絞るようだ(そうでないところもあるだろうけど)。だからだいたい似たような客層で埋まることが多いだろう。でも、ポトロはオールマイティなのだ。
こだわりのあるお店も好きだけど、こういう風に誰でも行ける喫茶店もすごくいいのだ。

今日のオススメ本 「鉄で海がよみがえる」

最近読み終えた本は、畠山重篤さんの『鉄で海がよみがえる』だ
三陸地方で漁師をされている畠山さんの講演に以前参加したことがある。
懐かしくて本屋で見かけたときに思わず手にとった。
畠山さんの講演によると、三陸の牡蠣がとても美味しいのは、鉄分を多く含んだ海水のおかげだという。これは腑に落ちる。

日本の海図第一号は釜石港です。

かつての岩手県釜石市は鉄鋼業が盛んな町だった。当時の日本が、釜石という地に対し特別力を入れていた証拠に、日本の海図第一号は釜石港なのだ。
海に溶けた鉄分や、森が豊かな岩手県では、牡蠣が美味しく育つそうだ。
腑に落ちるって、大事なことだと思う。腑に落ちた瞬間のあの気持ちよさ。
何かを継続しているとき、とちゅうで壁にぶち当たっても、いつか腑に落ちる瞬間がある。そして、その腑に落ちる瞬間の気持ちよさがあるからやめられなくなる。
そういえば、喫茶店巡りが好きな理由も最近腑に落ちてきている。
これからもますます張り切って続けよう。

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今日の叔父の写真はロンドンの女性(昭和30年代撮影)とてもお洒落です。白黒だけど霧の街というのが伝わる感じ。

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東京都杉並区阿佐谷南1-15-6 第二熊倉ビル 1F

【2016年4月訪問】

 

【東京都:荻窪】珈里亜 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅の制覇の巻その1 *荻窪編*

珈里亜(かりあ)は荻窪にある喫茶店だ。
駅前の建物で、まどから電車が眺められる素敵な喫茶店だ。

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趣味は散歩で人生開眼

昭和の時代には駅前に必ずこういう喫茶店があった。幼少期によく連れて行ってもらった喫茶店も駅前の2階にあった。だからここに入った時、とても懐かしい気持ちでみたされた。あちこちこういった個性的なお店があった時代がうらやましい。いまは、どの駅前も景色があまり変わらない。好みのお店を求めて電車に乗らないといけない。その代わり散歩をするのが趣味といえるのは、現代だからこそかもしれない。

 

私は散歩と称して、地元の東京でも町歩きを堪能している。
これがまた楽しくて海外旅行が趣味だったころのように、わざわざ遠くに行かなくてもすごく楽しいということに気づいた。人生が100倍楽しくなった。

茶店のために丸ノ内線全駅で降りてみた

そんな散歩の成果が喫茶店巡りなわけだ。
この度、丸ノ内線の全駅制覇を達成したので、
今日から
丸ノ内線の喫茶店全駅制覇の記録を残そうと思う。
お得な切符、東京メトロ24時間券というのがあって...。
文字通り、なんと24時間乗り降り自由なのだ。
勤め人でも休日の前の日から出かけて、翌日の半日がフルに使えるのだ。
私はこれを活用しまくっている。

今日から始める丸ノ内線全駅の喫茶店の記録。
荻窪駅からスタートする。この珈里亜から見えるのは、丸ノ内線ではなくJR線だが・・・・・・。

珈里亜のこと

珈里亜はブルーのクリームソーダーが有名だ。
その色と、三つ並んだバルコニー(COFFEE 珈里亜 TEA LOUNGEというロゴがひとつひとつ並んでいていい!)を見て、脳内で自動的に流れるBGMは、松田聖子だ。
青い珊瑚礁か、渚のバルコニーか。貝殻のような灰皿も素敵だった。
マスターは海がお好きなのかな?ところで、最近ビックリしただが、
今の大学生くらいの方たちは、神田沙也加さんのお母さんが松田聖子さんだということを知らない方もいるらしい。神田沙也加さんは、お母様の血を受け継いだのか声がとても澄んでいる。それと最近のCMでみた聖子ちゃんは、今でも若々しくてすごい。

ここは駅近くだから待ち合わせの喫茶店としても使えそうだ。早めにきて相手を待ち、お店に向かってくる姿を窓越しに眺める。このお店は今もそういう楽しみ方ができるレアな喫茶店だ。昭和にはあちこちで見られた風景だ。
かつて携帯がない頃は、喫茶店に電話してことづてするという、なんとも趣のある文化もあった
昭和の時代に、私は喫茶店で人と待ち合わせするほど大人ではなかったが、
アイドルの歌詞にこんなシーンがあったということを覚えている。

ここは何がいいかというと、電車が眺められるところだ。
バスも見えるから乗り物好きにはたまらない。喫茶店と乗り物に、散歩が好きな私のパワースポットだ。駅前喫茶店はそれだけで最強である。f:id:saria444:20170611210944j:plain 

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今日の叔父の写真は太平洋航海中(マストを上げているのか?)
昭和30年代撮影。

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東京都杉並区荻窪5-27-6

【2017年4月訪問】

【東京都:新宿】ピース 喫茶店の旅 丸ノ内線全駅制覇の巻その8*新宿*

ピースは新宿の喫茶店だ。新宿西口ハルクの1階にある。

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 有名店ではあるが、こちらには最近訪問した。とても渋い喫茶店だ。
先日記事にした新橋のフジと似たイメージを感じている。
ビジネス街にいるグレーのスーツにネイビーのネクタイを身に纏ったサラリーマンを体現したような喫茶店だと思う。
それからタバコのピースをおもわせるこのロゴが、男性的である。

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茶店の男女性のイメージ

フランス人は言語に女性詞、男性詞という区別をしていて、
言葉に性別の違いを見出している民族だが、私は喫茶店にも女性的と男性的っという違いを感じる時がある。男性と女性とで、特長の違いがあると思う。
例えば筋力の差とかホルモンの量とかである。
差別じゃなくて性差は個性だと思う。というわけで、わたしはこの喫茶店から、男性的なイメージを受け取った。だからか、今まで知っていたけど、なぜか敬遠していたのかもしれない。でもいまはなんだか入ってみたい。心地良さそうと感じるものって変わるのだ。だからいきたいと思ったときが吉日だと思う。直感って大事だ。

将来を憂う日本人の日本語

ある日見た新聞記事の、
「日本人は英語圏の人達と比べて将来を憂いやすい。それは日本語の特徴のせいなのかもしれない」
という
記事が印象に残っている。

日本語では、過去、現在、未来を表現するのに言語の区別が曖昧だ。
一方、英語のそれは明確に分かれている。だから前者は現在と未来は同じものとみなし、後者は完全に別物という認識をする。日本語を使う日本人は、未来を現在と同じものとみなし、まだ起こってもいない未来を憂い、現在の心配にしてしまうのだという。

例えば、日本語の「ランチを食べる」という文は現在形なのに、未来の意志にも取れる。でも英語ではI eat Lunch. とは現在の習慣をさすが、未来の意志を表現するときは I will eat Lunch.とし、形を完全に分ける。
つまり英語を話す人にとって、現在と未来は完全に別物だ。
今から心配しても仕方ないさ!というマインドなのだという。

”過去も今も未来もつながっている”というマインドの日本人が少し心配性なのは、
使用することばがかなり影響しているという例だ。
あれこれ心配してしまう時は、今と未来は別!と切り替えるといい。
”未来”は”現在”の、ただの積み重ねの結果だ。だから、いま心地よいと思えることに集中して幸せを感じる方が、断然生きやすいと思う。

今を生きよう好きなところで

私にとって、いま心地よいと思うことは、素敵に整えられた昭和な喫茶店に通い、
場の気を感じることだ。いま、この時代にあって素敵だと思える喫茶店にできるだけ好きなときに行き、好きなものを食べることだ。それが私の心の平和だ。
ピーいう平和という名前の喫茶店にこころ、心の平和について考えました。

電車きさんが気にいるかな?

ピースは、店内の配列が車両のように見える。お客さんが一列に入り口に向かって座っている姿を見て、車内でコーヒーを飲んでいるような不思議な気持ちになる。
電車旅も好きなのでそんな妄想をしながらモーニングをたべる朝にちょっとほくそ笑む。コーヒーは少し酸味のある、コーヒーキャンディを溶かしたような味。そこにもなんだかほっとする。

マッチもあった。商業遺産である。再開発で無くならないといいな。
あ、未来を少し心配してしまった。やっぱり日本人だからか。
でも、現在を大事にすればいいんだ。失くしたくない喫茶店には、いま通おう。

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*マッチは後日 自宅にあったレトロな灰皿に乗せて撮影したもの。
海外のベタな民芸品って可愛い!

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今日の伯父の写真は岡山 玉野ドック

昭和30年代撮影。

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ピース:

東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 1F

 【2017年5月訪問】

【大阪市なんば】アメリカン 思い出の幸せの匂い。ホットケーキ

アメリカンは大阪なんば駅が最寄りの喫茶店だ(日本橋駅も近い)。

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世界一難しいなんば駅

なんば駅は、大阪に慣れていない人には本当に難しい。
近鉄、南海、地下鉄...それにひらがな表記なのか漢字なのかで違う場所なのだ。
スマフォで乗り換え検索しても選択肢が沢山でてきて、どれを選べばいいか迷う。
それに日本橋もほとんど同じ場所なのだ。あーー混乱する(笑)

ただラッキーなことに、この喫茶店へは初来店ではないので、
先に挙げたどこかの駅の地上に出れば、土地勘でなんとなくつけた。助かった(わたしは、なんば駅を利用したが、結局どの線のなんば駅だったのか忘れてしまった....。)
そう......もう10年以上前にあるが、ここに訪れたことがある。
当時は航空業界で働いていたので、大阪に来るのは今よりずっと楽だった。

運良く大好きな飛行機と船という乗り物の仕事に携わることができた。
後は鉄道関係で働けば完璧だ。すごい乗り物好き人間みたいだね。と良く言われる。みたいだね。でなく乗り物好き人間なのだ。

日本人船員さん、どの港から乗り込むの?

ところで、先日、日本人船員さんはどの港から乗下船することが多いのか?という会話を耳にした。その答えというと「船の航行計画によって本当に色々な港から」なのだ。彼らが乗る予定の船が結んでいる、運航契約内の全港が対象である。
日本海外問わずだ。東京在住の船員さんだから、関東近郊の港から乗るというわけでなく、例えば日本なら全国の港の可能性がある。
知り合いも乗船するのに、新幹線で港まで出むいている。
日本国内ならまだよく、海外の港からということもあるので、そこに行くために飛行機で移動することもあるのだ。航空業界なら客室乗務員が乗務地まで飛行機で移動することをデットヘッドと言う。船員さんにも同じようなことがあるのだ、ただし船でではない。船員さんというのは乗船勤務以外にも移動ばかりしているというイメージがある。人生の半分以上を移動する物体の中で過ごしているのだ。体がなんか変化しないのかちょっと心配だ。だからこそ、船員さんの家の所在地は、本社がある東京周辺に限らない。出身地近辺に住んだりしている。日本各地にすむ事が可能だ。
このような職業って本当に珍しい。住むところが自由なのはメリットの一つだろう。

古き良き時代のいいところ全開のパワー喫茶店

ところで純喫茶アメリカンの感想ですが、キラキラしていてきらびやかだ。コンサートのステージセットやアメリカのミュージカルで出てくるような、大げさなくらいのキラキラ感だ。店員さんの制服がとても可愛い。某テーマパークのレストランの衣装のようだ。飲食店だから店員さんの髪型の規定とかうるさいのかと思いきや、黒髪じゃなければいけない規定もなさそうだ。金髪の方がいた。レトロな衣装に金髪の組み合わせがアメリカンダイナーのウエイトレスというイメージにも思えるし、愛想を振りまきすぎない感じも、アメリらしかった。私がよく思いうかべる某テーマパークのレストランも、アメリカの古き良き時代をテーマにした衣装だ。この衣装という点でも純喫茶アメリカンの世界観は完璧だ。どこかで読んだのだが、アメリカンは頻繁に制服を改定するらしく、この日は薄い水色のシンプルなワンピースタイプの制服だった。私はこんな感じのアメリカ古着のワンピースが好だ。10年くらい前愛用していた古着屋さんが原宿にあったが、残念ながら閉店している。そこが好きだった理由を考えた。

その店のインテリアは、アメリカの映画女優のクローゼットをイメージしており、オーナーのこだわりの世界を反映したお店だった。古き良きものが好きなのはだいぶ前から変わっていない私の芯だ。海外にしろ日本にしろ、時代を経たものはその時代の空気や風を発している。その時代を生きた人たちのストーリーを想像するのが好きだ。そのパワーを感じられるから、古いものが好きなのだ。
ここアメリカンはパワーの気が最強に出ていた。はぁ〜〜また行きたい!

人生最後に食べたいもの。

ここのホットケーキは最初から分割されている。
東京であまり見ないスタイルだったから嬉しい。
細いフォークでサクッと食べられていい。ホットケーキは昔から大好きだ。
学生時代、放課後にファミレス風のお店で友人たちと何時間もおしゃべりした。
その時も毎回のようにホットケーキを注文した。シロップが、かけてもかけてもすぐなると愚痴るわたしに「もうそれ、染み込んでいるから充分甘い」と笑いながら過ごしたことを思い出す。ホットケーキにはいい思い出しかない。
だから今でもホットケーキがあったらつい頼んでしまう。
人生最後に食べるとしたら何?と聞かれたらホットケーキと答えたい。
プリンアラモードもいいな、最後だから奮発して両方かな!!(笑)お
店のではなく、ホームメードのホットケーキがいい。
茶店のホットケーキだけじゃなく家で焼いたもの好きだ。いい匂いだ。
思い出すだけで癒される。さて、次はどこにホットケーキ食べに行こうか。

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大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-4 株式会社アメリカンビル

【2017年5月訪問】

 

ちなみに今日の叔父の写真。
カサブランカ港にて、馬が船で運ばれている様子。荷役中。(昭和30年代撮影)

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【神奈川県横浜市:関内】コーヒーの大学院 写真について考えた

コーヒーの大学院は横浜にある喫茶店だ。
先日の6月2〜3日が横浜開港祭だったので横浜の記事を更新しようと思う。
横浜港からも近い距離にある。
みなとみらい線日本大通駅が最寄り駅だ。JR関内駅からも歩ける。

横浜スタジアムの目の前なのでみつけやすいと思う。

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スペシャルルームに入れた!

ここは”大学院”だが、思えばすごいネーミングだ。大学はすっとばした。どこ行った。日曜日だったからか奥の部屋のスペシャルルームが解放されていた。1人だったけど、そこに座れて嬉しかった。 スペシャルルームは予約の団体さん向けだったと記憶している。

写真の効果

それにしても、天気のいい日の横浜って、なぜあんなに気持ちいいのだろうか。これから梅雨なので、少し引きこもりがちになる。夏生まれなので太陽が好きだ。だから梅雨の季節にはもの寂しい気持ちになる。でも、太陽が隠れてしまう日でも晴天の横浜を妄想すれば楽しめそうだ。

茶店は元気を出したい時にも、気持ちを鎮めたい時にもいい。ここの大学院は前者だ。「匂いだけでご飯がいける!」という気持ちはないだろうか。
それに似た感覚で、キラキラしたこのお店を妄想するだけで元気になる。
心に留めておくのもいいけど、写真に残すのもいい。思い出の可視化ってやつだ。
簡単にできるんだからしない手はない。この大学院の訪問は2年前だ。時間が過ぎるのはあっという間。今のカメラはデジタルだから、普通の景色でも何気なく撮っている。あとからその風景を気軽に感じられるからいい。写真とはそもそもそういうものだが、気分や状況で見えているものが違うから、それに見ていなかったはずのものを写真で発見することもある。こんなとこにこんなものあったの!かと。

時を経てみる写真って本当に面白い。たぶんわたしは、他人と自分を比べることをあまりしないタイプなので、自分の変化を感じるのが好きなのだ。芯が変わっていないと安心したり、カメラの構え方が変わったなとか思ったり。
撮りたいものはあまり変わっていないらしい。食べ物の写真は好きだ。
それは食べることが好きだからだ。

昭和30年代のパナマ運河の写真

そういえば外航船員だった叔父(故人)のアルバムが東日本大震災をきっかけに見つかった。2011年に津波に流されかけて、ギリギリ持ちこたえた母方の生家から大事そうなものだけを避難させたときに発見した。最近この存在を教えてもらった。
昭和30年代のフィルム写真だ。当時の海外の景色が残っていて、これは貴重だと思ったので、ブログにも載せていこうと思う。
今日のは昭和30年代のパナマ運河の写真だ。当時海外で写真を撮れる機会があった人たちって数少なそうだ。外航船員さんの特権だと思った。ますます尊敬する!
私の船好きは、母方の叔父が原点なのだ。

 

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神奈川県横浜市中区相生町1-18

【2015年5月訪問】