純喫茶丸 8knot    〜喫茶店で考えた〜

2015年からの純喫茶訪問ブログ。純喫茶をはしごする船ということで”純喫茶丸”という船の名前がタイトルです。

【四谷三丁目】フルーツパーラーフクナガ

〈フルーツパーラー フクナガ〉は、四谷三丁目にある喫茶店だ。

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アイスやクリームが控えめで、
果物が主役の正真正銘のフルーツパフェだ。

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パフェグラスではなく、ノーマルなグラスに盛り付けてあるのに芸術である。

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表から裏から、色んな角度で写真に収めたい正統派だ。

 

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フルーツパフェを食べた私も幸せだけど、
フルーツもこんなに美味しくしてもらい、美味しく飾ってもらってきっと幸せだろう(フルーツの気持ちになってみた)。

 

今日のお供は、『英国一家 日本を食べる』だ。この少し前に古本市で出会ったもの。日本食が日常ではない異国人が、表現する日本食が、
すごく魅力的に描かれていた。

私たち、いつもこんな素敵なもの食べてるんだ。日本食って素晴らしい。と改めて思わせてくれた。

今日のパフェも、
見慣れた果物の魅力を美しく引き出した絶品だった。

【2017年7月訪問】

 

【愛媛県:松山市】フレンド

フレンドは愛媛県松山市の大街通にある喫茶店だ。
こんかいも、憧れの喫茶店がある町で行われるライブのチケットを申し込んだ。
松山行きを決めたのは、この喫茶店のためである、
といっても過言じゃない。

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40年もの間こちらで働くご夫婦は、
友人のお宅を訪問した時のような歓迎とおもてなしをくれた。

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温かい居心地である。
肌で感じることと、自分の感覚で味わうこと、
実際に扉をあけ、しばし滞在してみて初めて分かることだ。

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茶店で過ごすのは楽しい。心地よいきぶんになれること、それが大事だ。
純喫茶をあじわう醍醐味を感じられたお店だった。

 

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かわいいマッチまだあった。

【2016年11月訪問】 

【愛媛県:今治市】玉屋サントノーレ

〈玉屋サントノーレ〉は、愛媛県今治市にある洋菓子屋だ。
ミルクセーキとかき氷で有名なお店である。 

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テレビや雑誌に取材されることも多いようで、
アイドルに女子アナに......たくさんのサインと写真がある。

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メニューが豊富でなかなか選びきれない。
実はこのお店、他の喫茶店においてあったタウン誌を読んでいてはじめて知り、
急遽むかった店だった。

 

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いろいろなメニューがある中、
ママのおすすめは、やはりシンプルなミルクセーキだそうだ。。

今治出身の友人に「今からサントノーレのミルクセーキ飲みます!」

と報告したら

今治ミルクセーキは食べ物です」と言われた。
長崎と同じ”たべる”タイプなのだ。

こちらの写真は開店前の様子だ。商店街を歩いていて、パチリ。

 

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色あせ方に味わいがあってかわいい。
今日のお供は、『マチボン、愛媛の喫茶店特集。』

 

某店マスター「その本、東京でも買えるの?」

私「いえ、とりよせしました」

某店マスター「えーそんなもんをわざわざ!」

というお決まりのトークをとある喫茶店でくりひろげた。

【2016年11月訪問】

まだまだ愛媛の喫茶店を紹介する予定だ。

 

【神奈川県:馬車道】アミーコ

アミーコは馬車道にある喫茶店だ。 

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入るまえから、可愛い庇に看板のフォント、色使いに見惚れる。
〈純喫茶〉の看板に偽りなしのたたずまいである。

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可愛さのあまり、興奮しきりで、
扉をあけて中に入るまでに時間がかかってしまった。

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コーヒーは注文ごとに豆をひき、フラスコを使ったサイフォン方式だ。

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私は、昭和喫茶メニュー王道のミルクセーキにした。かちわり氷が入ってる。

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ミルクセーキにこれだけ丁寧なこだわりをみたので、
ほかのメニューもハズレはないはずだ。

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オリジナルの灰皿も可愛かった。
今日のお供は、『午後の曳航』三島由紀夫
これは、ここ数年でお気に入り作品の一つだ。
表紙をあけるのに、楽しみでドキドキしてしまう。
読み終わるのがもったいない。好きな本と喫茶店は、似ている。

【2016年12月訪問】

【銀座】マリアージュフレール

マリアージュフレール〉は、銀座にあるティーサロンだ 。

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 〈純喫茶〉というカテゴリではないが、銘店だからはずせない。

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今日は一人喫茶じゃない。誰かといく時、
オススメして外れないお店だ。 

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”The 銀座らしい”ところであり、リーズナブルな予算である。
との条件を満たしたここへきた。

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スコーンに添えられた紅茶ジャムが秀悦だ。

(〈2016クリスマス限定エスプリドノエル〉というフレーバーのようだ)

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ちょっとだけ銀座価格かな、というお値段の紅茶を、
一人ワンポットオーダーすることというルールがあるが、
量が多いので、コスパはいいような気がする。

 紅茶の種類が豊富で、えらべない!!嬉しい悲鳴をこころであげる。

ていねいに説明が書かれたお茶のガイドブックを見せてもらえるのだが、
どれにしようか、本当に迷う。
”朝にピッタリ”、とか”午後の昼下がりにどうぞ”などという惹句が書かれている。
もし迷ったら、わたしはフレーバーティの〈マルコポーロ〉をお勧めだ。

 

マリアージュフレールはフレーバーものが豊富だ。
いろいろためしてみたい。
この日のお供は、本ではなく”おしゃべり”だった。

【2016年12月訪問】

【池袋】フラミンゴ

フラミンゴは池袋にある喫茶店だ。

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看板がたくさんある。
階段を下りるごとに、なんども看板のフラミンゴに出会えるだろう。

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客席のある地下2階には、大箱の昭和だ。 

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ナポリタンはみかけはおしゃれに進化しているものの、
 麺をしっかり炒めた、昭和喫茶店の王道の味である。
満席でも、テーブル間のスペースが広めなので、圧迫感はない。

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 伝票裏の「心温まるメロデー」に和む。
今日のお供は、『東慶寺花だより』(井上ひさし著)だ。
春に行った鎌倉の東慶寺を思い出しながら読んだ。

【2016年11月訪問】

【吉祥寺】くぐつ草

くぐつ草は、吉祥寺にある喫茶店だ。

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昔のまま存在してくれる有り難さ。
人々に支持され続けるのも納得の銘店だ。

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洞窟の中の小劇場のような趣きの店内は、
劇団員仲間でこの店を開業したというストーリーを語る。

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クリスマス期間の店内は、キャンドルが灯り、
リースや冬のムードを漂うな置物が空間を彩っていた。

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以前から雰囲気のあるお店だとはおもっていたが、
特にクリスマスのような夢あるシーズンには、更に素敵になることがわかった。

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店名の〈くぐつ草〉は、あやつり人形が由来なのだという。
なぜだか、マッチに描かれたイラストを、
ずっと宇宙船に乗り込む人にだと思い込んでいた。
この人は、“あやつり人形”なんだと、初めて気がつく。

今日のお供は、ベタに『クリスマス キャロル』(チャールズディケンズ)だ。

人生で影響をうけた本の上位5位によゆうではいる愛読書だ。

 

操り人形という名の喫茶店で気づく。
茶店にも劇場にも共通点があることを。
ともに笑顔に溢れる人が集う場所だと。ほっと、あったまる。

【2016年12月訪問】